韓国の独りクリスマス

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街中がクリスマスイルミネーションで彩られるこの時期。彼氏や彼女がいない人にとって、クリスマスの温かい音楽は心にむなしく響くばかりではないだろうか。

キリスト教信者が国民の4分の1を占める韓国では、25日は祝日となるので家族と一緒に教会のミサに行く人が多い。だが、キリスト教でない人たちも大勢いるわけで、そんな人たちは学校も会社もない一日をどう過ごすかとても悩むようである。

下手に独りで街に出ても、カップルや友達と飲みに行く人たちの波にもまれて、むしろ心は寂しくなるばかり。そのため、韓国のネット上には「独りでクリスマスを過ごす方法を教えて」「独りでクリスマスに旅行しようと思うんだけど?」「誰か助けて」といった書き込みがあちこちにされている。

今回は、そんな韓国ネチズンたちがおススメしている「独りでクリスマスを送る方法」を、いくつか紹介しよう。

1.「映画鑑賞」。テレビではクリスマス特番などが組まれているほか、様々な映画も放送されるのでチェックする価値はある。「家で漫画をひたすら読む」という意見もあり、読むなら日本の長編漫画が良いとするアドバイスをしている人もいる。

2.「ボランティア活動に参加」。韓国ではこの時期になると、街角に募金を募る人の姿をよく目にすることができる。キリスト教信者が多いだけに、ボランティア活動も盛んなようだ。寂しさや悲しみを忘れたい時、希望溢れる労働ほど素敵なことはないだろう。

3.「家族と一緒に過ごす」。毎日顔を合わせているからと嫌がらず、家族と一緒に家で過ごすのはどうだろうか。友達とお酒を飲みに行ってなんとなく時間を潰すより、家でゆっくりケーキを食べる年もあっていい。

4.「何かにハマる」。普段はなかなか手が延ばせないような困難なものにチャレンジする。例えば、頭脳トレーニングや、パズルなど。できれば、数時間では終わらない、最上級の難しいものをチョイスした方がいい。

5.「休まず仕事」。普段は忙しくて読めなかった本を読んだり、チャレンジしようと思っていた勉強をしてみるなど、休まず自己啓発のために時間を使う。クリスマス的なものに気を取られないよう、強い精神力が必要。

6.「人形たちとパーティー」。家にあるぬいぐるみや人形、プラモデルなど、大好きなものを並べてパーティーをする。心の中で人形と会話することができる人に限る。

7.「旅行」。今年は25日が金曜日にあたるため、韓国では土日と合わせると3連休になる。ただ、旅先でカップル旅行者と一緒にならないよう注意。

8.「冬眠」。イブの夜にゲームなどに熱中し、頭も体も疲れきったらクリスマスは寝てしまおう。ネットには、「イブに睡眠薬を飲んで26日に目覚めればいい」なんて冗談や、「睡眠が一番」などの意見が多い。祝日となる韓国だからできることかもしれない。

このように、韓国でもクリスマスで街が盛り上がる一方、予定がない人にとっては悩ましい一日となるようである。みなさんに参考になるものがあっただろうか?

参照:独りでクリスマスを過ごす方法を紹介しているブログ

(文:林 由美)

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