低身長の人々が働くテーマパーク「小矮人王国」、中国・昆明にオープン。
「小矮人王国」は王国というだけあり、働くスタッフにはそれぞれ“国王”“兵隊”“部長”といったさまざまな役職が与えられており、王国内に築かれている家や建物もすべて小さなサイズ。観光客は王国内を歩き回るだけでなく、王国お抱えの「芸術団」の歌やダンス、武術、曲芸、漫才、手品などを楽しめるという。入場料は120元(約1,500円)と、中国の物価からすればそれほど安い価格ではないが、評判は上々のようで、10月1日から中国で始まる大型連休には、多くの観光客の訪問が見込まれている。
日本でもかつて全日本女子プロレスの興行とともに「ミゼットプロレス」(通称「小人プロレス」)が行われ、観客を楽しませていた時期があった。しかし、その人気とは裏腹に一部の人たちや人権団体から「背の低い人たちを笑いものにしている」などと猛烈な反発を食らい、中止に追い込まれた経緯がある。また、サーカスや見せ物小屋でも、かつては低身長の人々が働いていることも珍しくはなかった。
「小矮人王国」も今後知名度が高まるにつれ、中国内のみならず、国際的に批判を浴びる可能性は排除できない。しかし、こうした施設が彼らの雇用機会拡大や自信回復にも繋がっている点や、彼ら自身が楽しみながら仕事をしているという事実も、考慮する必要があるかもしれない。
