バルサでもスペイン代表でも中盤のかじ取り役を務めているチャビ。対エストニア代表戦を前にスペイン代表のサッカーとバルサのサッカーについて、「大体、基本的なサッカー哲学は変わらない。ボールを支配して、トライアングルをたくさん形成しながら攻めの形を作る。技術が高い選手達が揃っているし、この2つのチームでプレーできるというのは特別なこと」と語った。

 対ベルギー代表戦では、センターバックにプジョールとピケ。ディフェンシブハーフにセルジ・ブスケス。中盤にはチャビとバルサの選手がチームの軸を固めた。システムも4−3−3とバルサが採用するものと変わりはない。シャビ・アロンソ、シルバ、ビジャなど戦術眼がある選手達が揃っているだけにこの代表が機能しないはずがないのだ。

 「幸運にもバルサの選手が多い。バルサのサッカーが評価されているということだし、それが今後も続くと良いけどね」と言うチャビ。バルサのサッカーはスペインを象徴するサッカーと今やなっているのかもしれない。デル・ボスケ監督がチャビ、セルジ・ブスケスといった戦術を理解している選手を招集するのは当然と言える。今後どれだけバルサスタイルが代表に定着していくか楽しみだ。

(スペイン通信)