ヴァン・ナイス空港のパトリック・スウェイジ、残りの日々を穏やかに過ごしたいとLAを離れる。

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2008年3月、すい臓がんで余命5週間と言われながらも強い生命力を見せ、敏腕FBI捜査官を演じた人気ドラマ、『ザ・ビースト』で奇跡的なカムバックを遂げていた俳優パトリック・スウェイジ(56)。しかしすでに手術は不可能、タバコもやめないスウェイジの体を病魔は容赦なく蝕んでいた。スウェイジは友人に、最愛の人々に囲まれてニュー・メキシコで静かに最期を迎えたいと語り、プライベート・ジェットでカリフォルニアを離れた。


数日前、カリフォルニア州ヴァン・ナイス空港からのプライベート・ジェットで、妻リサ・ニーミさんと母パッツィさん、そして愛犬のプードルとともにスウェイジが向かった先は、ニュー・メキシコ州の17000エーカーを誇る大きな牧場風の敷地にある別荘。穏やかな風に吹かれ、美しく雄大な空と景色を眺めながら、残された日々を静かに過ごしたいと友人に語ったという。

すでにこのようにやせ細っているものの精神的には大変元気で、空港の人々と冗談を交し、大好きなタバコを楽しみ、飛行機に荷物を自分で移した。見送りにきた親しい人たちと別れのハグも、始終笑顔であったようだ。

週1回、定期的であった「シーダーズ・サイナイ病院」への通院も、先週13日はパスしたというスウェイジ。医師らももう打つ手は無いと告げ、辛い化学療法はもうやめ、痛みを抑える治療のみにすることが話し合われたという。

カウボーイに憧れていたというスウェイジはその友人に、愛用していたブーツを履いた姿で死にたい、心残りなことは何もないとも語ったそうだ。もちろんこの友人も、これがスウェイジの悲しい見納めになってしまわないことを、心から祈っている一人である。

(編集部 Joy横手)

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