4頭身Ver.の特徴である袖口の余り具合も見事に表現。キャラクターデザインを手掛けたKEI氏の元ネタイラストよりも若干ぷにっとしていますが、これはこれでいい感じ。

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オマケを付けることでアキバ系の物欲を刺激する商法は近年益々盛んになってきています。そんなオマケの定番である“付録フィギュア”も現在の実情はピンキリで期待して買って涙目ということも少なくありません。それでも次々に発売されるフィギュア付きの商品を「地雷上等!」とばかりに特攻精神で購入&玉砕してみたり、良さげなものを大量に大人買いしたりするのがアキバ系の悲しい性であるわけです。

先日も本能のおもむくままに付録フィギュア付きの本を3冊まとめて買ったのですが、これがまさかのオール大当たり。ハズレなしの3戦3勝・勝率100%というのは、過去の買い物でもほとんど記憶がなく、個人的にちょっとした事件でありました。今回はそんな本気のクオリティを持った“付録フィギュア”のご紹介をしてみたいと思います。

■『初音ミク ミキシングボックス』同梱 オリジナルディフォルメフィギュア
発行:講談社
フィギュア製作:(株)ユージン
4頭身Ver.の特徴である袖口の余り具合も見事に表現。キャラクターデザインを手掛けたKEI氏の元ネタイラストよりも若干ぷにっとしていますが、これはこれでいい感じ。元ネタイラストからは正面のイメージしかわかりませんが、フィギュアではバックスタイルも確認可能。ちょっと内股気味なポーズに癒やされます。


『初音ミク ミキシングボックス』は、ファンブック+DVD+フィギュアという構成の書籍です。これは“フィギュアありき”の企画テイストだけに、造形はオマケの域を超えています。フィギュア製作を担当した(株)ユージンは、カプセルに入ったガチャ系のフィギュアを数多く手掛けている、その筋では超有名な玩具メーカー。それだけに頭身を下げた初音ミクのデザインも違和感なく可愛らしいものに仕上がっています。このフィギュアだけでも「買い」の商品であります。

■『月刊アフタヌーン 2008年11月号』付録 幸せぎゅっとフィギュア
発行:講談社
フィギュア製作:(株)海洋堂
3頭身のカラスヤ先生をぎゅっとしているのは、ベルダンディーの守護天使・ホーリーベル。「時代の最後尾を行く」と称される先生の笑顔がまぶしいです。ホーリーベルの流れる髪・服の生地・羽の表現などは流石の海洋堂クオリティであります。かなり気に入ったので、これはもう2冊ほど追加購入を予定。


“ああっ女神さまっfeat.カラスヤサトシ”というアフタヌーン 読者以外は全く意味が分からない、けれども出来映えの良さは万人に伝わるという特殊な逸品。ちなみに“カラスヤサトシ”というのはマンガ家さんの名前であります(『ああっ女神さまっ』は超有名な作品なので説明は省略します)。カラスヤサトシ氏は、アフタヌーン誌上の読者ページ欄外に作者自身の日常を綴った4コママンガを描いている方なんですが、一般的な知名度はほぼゼロといっていいでしょう。

私は『カラスヤサトシ』という作者と同名タイトルの単行本を持っているので結構好きなのですが、まさか『ああっ女神さまっ』と組み合わせたフィギュアが世に出るなんて思ってもみませんでした。本誌の4コマでもこの組み合わせを「アフタヌーンの最高峰と最底辺の夢のコラボ!!」とネタにしてますが、まさにその通り。個人的にはかなり満足できる内容だったので、今後もこういう無茶な企画は続けていってほしいものです(カラスヤ先生はいじられてナンボ。ガンバッテ!)。

■『月刊チャンピオンRED 2008年11月号』特別付録 ペンギン娘MAX・南極さくらフィギュア
発行:講談社
フィギュア製作:(株)コトブキヤ
頭頂のアホ毛までの高さは6cm弱。小さいサイズの中に萌えと健康的なお色気が共存しております。アップに耐えうる顔の造形&ペイントが最高です。巨乳設定がよくわかる別角度のショット。左足をちょっと浮かすことで座りポーズに動きと表情を加えるというグラビアン魂な小技も利いてます。


百合(女×女)萌えマンガ『ペンギン娘MAX』の主人公・南極さくらをフィギュア化。オタク少女でナイスバディという二次元ファンタジスタの3D造形を担当したのはコトブキヤの萌え職人・ニッシー氏。お色気要素満載の原作にちなんで、水着をこすると透明になるというギミックが施されています(特殊な塗料を採用)。

マンガ原作者の高橋てつや氏は『ふたりはプリキュア』の同人誌で注目を集め、その後プロデビューを果たしたことで知られる人物。同人時代から女性同士の恋愛表現に並々ならぬ情熱を傾けてきた作者のキャラクターにしては百合成分が皆無なフィギュアですが、付録としては破格の出来なので結果オーライではないかと。

■完成度の高い“付録フィギュア”は歓迎だが……
完成度の高い“付録フィギュア”の出現は歓迎したいのですが、雑誌の厚みが付録付きだと大変なことになるのが玉にキズでもあります。いっそのことマンガ部分はDVDとかに焼いて軽くしてくれないかなと、半ば本気で思ったりもします。まあ印刷物で稼いでいる以上は難しいとは思いますが、雑誌は複数買っても捨てるしかないので地球環境に優しくないのも事実(DVDが複数あっても同じようなものですが)。とりあえず雑誌は分別して捨てるようにして、再生利用してもらえるようにしたいと思います(なんとなくまとめ)。
3体のフィギュアを並べるとこんな感じ。ひと回り大きいミクの高さは約8.5cmといったところ(台座含む)。何気にカラスヤサトシの自立バランスが凄いです。付録が入った状態の本を3冊積んでみました。缶コーヒーのロング缶よりも高いです。書店のレジに持って行く時もなんだか目立ちまくりでした。



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レッド中尉(れっど・ちゅうい)
プロフィール:東京都在住。アニメ・漫画・アイドル等のアキバ系ネタが大好物な特殊ライター。企画編集の仕事もしている。秋葉原・神保町・新宿・池袋あたりに出没してグッズを買い漁るのが趣味。

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