敗戦はしたものの晴々とした表情の杉田
<全日本テニス>5日目※東京・有明テニスの森公園※男子シングルス3回戦

 話題独占の14歳のスーパー中学生・森田あゆみの隣のコートで行われた、スーパー高校生・杉田祐一VS岩見亮の試合は1時間もしないうちに勝負あり。岩見の前に自分のテニスをさせてもらえない杉田はストレートで敗れてしまった。

 杉田祐一(2−6・2−6)岩見亮

 杉田と岩見の年差はなんと10!杉田にすればチャレンジ精神で臨む試合、しかし岩見はやはり、強かった。岩見の貫禄勝ちというべきであろうか、杉田は手が出なかった。

 試合後の会見では「自分のテニスがさせてもらえないだろうということはわかっていたのですが、普段入るボールが入らなくて...。コンディション的にはよかったし、疲れもなかった。でも、岩見さんはサーブからの展開の上手さが自分とぜんぜん違いますね。ラリー自体は互角にできたと思ったんですけど〜。」と岩見選手に完敗の様子だった。

 「この後は、また高校に戻って・練習します。」と敗戦はしたものの、その顔は晴れ晴れとしていた。来年、また一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれることだろう。