井上拓真ダウン→直後にセコンドで一喝「気ぃ抜いたところだからな!」 叱った父の本心「倒すくらいの気持ちでいけよ!」
WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が27日、トヨタアリーナ東京で行われた。同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・那須川天心(帝拳)に3-0(114-113、116-111×2)の判定勝ち。昨年11月以来の対戦で、2度目の防衛を果たした。巧みな試合展開を見せたが、7回にはまさかのダウン。直後、セコンドでは父の喝が飛んでいた。
達人的なディフェンスと多彩な攻撃で終始優勢に試合を運んだ井上。しかし7回、一瞬の油断からまさかのダウンを喫した。
ラウンド開始直後から、激しい打ち合いに。少し間ができたタイミングで、井上は余裕の笑みを浮かべていた。しかし--。その隙に那須川が左ストレート一閃。まともに食らった王者が倒れ、場内は騒然となった。
その後、猛攻を受けるもこのラウンドは凌いだ。コーナーで椅子に座ると、父でトレーナーの真吾氏から「気ぃ抜いたところだからな!」と強い口調で一喝された。プライムビデオの中継でもはっきり聞こえるほどだった。
試合後の会見で、井上はダウンのシーンについて「ダメージはなかった」としながらも「一瞬の気の緩み。そこを許してしまった自分が悪かった」と反省した。ただ真吾トレーナー、兄の尚弥の声も聞こえており、冷静だった。所属ジムの大橋秀行会長も「ダウン以外は完璧」と語る内容だった。
一方、叱りつけた真吾トレーナーは「自分は本当に悔しかったので、倒すくらいの気持ちでいけよ!って言いました」と振り返った。「やり返してこい」の言葉を受け、勝利を掴んだ井上。ダウンこそ喫したものの、採点では完勝だった。
(THE ANSWER編集部)

