変色した“台ふきん”に衝撃…ふきんの衛生管理巡りSNSで激論「汚かったら意味ない」「実家は雑巾より汚い」洗濯機で洗えばOK?実験した専門家が回答

家庭における衛生管理の中で、意見が分かれがちなのが食器やテーブルを拭く「ふきん」の扱いだ。SNSでは「洗濯機で洗う」という人もいるが、問題ないのだろうか。
ニュース番組『わたしとニュース』では、ふきんの衛生状態について専門家に取材するとともに、エッセイストの長瀬ほのか氏とともに考えた。
■「毎日洗っているから大丈夫」…かどうかは洗い方次第
食器を拭いたり、テーブルをきれいにしたり…毎日大活躍のふきん。しかし、毎日使うものだけに劣化も早い。番組では、全体が白から灰色に変色したスタッフ宅の台ふきんを紹介。スタッフの家族は「毎日洗っているから大丈夫」と主張するが、長瀬氏は「恐ろしいですね。洗ってこの色なんですかね。汚れが蓄積されているのか、練習後の野球のユニフォームみたいな感じの色をしていますけどね…」と驚きを語る。
ふきんをめぐっては、SNS上でも「ふきんが汚かったら意味ない」「実家は雑巾より汚い」といった様々な意見が飛び交っている。
ふきんの洗浄方法と微生物に関する研究調査を行った四国大学の岡崎貴世教授に、ふきんの衛生的な取り扱いについて聞いてみたところ、「水洗い・食器用洗剤のみの洗浄では菌を完全に除去することはできず、残存した菌が増殖する」との回答が。さらに「完全に除菌するためには、熱湯(80℃以上)や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム等)を用いた消毒が必要」だと説明する。
■洗濯機洗いに潜む「二次汚染」のリスクと手洗いの壁
ふきんの洗浄方法については、「洗濯機で洗う」という人もいるが、これは衛生的にどうなのだろうか。
岡崎教授によると、この方法は「望ましくない」という。理由としては、「衣類に付着した汚れや洗濯槽内のカビ・細菌がふきんに移ってしまう“二次汚染”のリスクがある」と指摘する。
特に「食器を拭くふきんについては洗濯機ではなく、個別で手洗い・消毒を行うことを推奨する」と話す。
これを聞いた徳永キャスターは「それをやっている時間、本当にないんですよね」と本音を吐露すると、長瀬氏も「そうですよね…面倒くさいですよね」と語った。
■ズボラの勝利!食器を「あえて拭かない」という選択がリスクを下げる
手間のかかる消毒作業を避けるため、いっそのこと食器を「拭かない=自然乾燥」という選択肢はありなのか。実は、これが「有効な方法」だという。
「菌が増殖したふきんで食器を拭くと、かえって食器に菌を塗り広げてしまうリスクがある。しっかりと水切りを行い、風通しの良い場所や水切りラック等で乾燥させれば、衛生面でのリスクを大きく減らせる。」(岡崎教授)
食器は「拭かない派」であるという長瀬氏は、この解説を聞き、「私、正しかったんですね。こういう議論でズボラが勝つことってあるんですね」と笑みをこぼす。
ただし、⽔切りラックの洗浄を疎かにしていると、菌で汚染されていることがあるため、要注意だという。
どうしても拭く必要がある場合は、使い捨てのキッチンペーパーなどを使⽤することも衛生面では有効だ。もちろん、その場合はキッチンペーパー自体を清潔に管理していることが前提となる。
(『わたしとニュース』より)
