『スーパーガール』をDCコミック重鎮が辛口評 ─ 「モモアのロボが最悪」「第2幕でプロットが崩壊している」
『オールスター・スーパーマン』『バットマン』『JLA』など数々のDCコミックを手がけてきたグラント・モリソンが、映画『スーパーガール』(2026)を鑑賞。ジェイソン・モモア演じるロボについて、「これまで映画で見た中でも最悪の演技のひとつ」と厳しい感想を明かした。一方、主演ミリー・オールコックの演技は高く評価している。
モリソンは自身のニュースレターで、『スーパーガール』を鑑賞した感想を投稿。「ひどくはなかったが、特別すばらしかったわけでもない」とした上で、オールコックについては、作品の「最も良く、最も心を動かされた」場面はいずれも彼女が登場するシーンだったとして、その演技を評価した。
ところが、かねて期待していたというモモアのロボには正反対の感想を抱いたようだ。「ロボ役のジェイソン・モモアにはとても失望した」と切り出し、その演技を「これまで映画で見た中でも最悪の演技のひとつ」「かなり不可解」とまで評した。
もっとも、モリソンはモモアという俳優そのものを否定しているわけではない。普段のモモアがこれほど悪いとは思わないうえ、ロボはもともとモモアのために作られたかのようなキャラクターに見えていたため、「どういうことなのか、さっぱりわからない」と困惑している。
モモアにとってロボは、少年時代から愛してきた念願のキャラクターだ。旧DCユニバースではアクアマンを演じたが、新たなDCユニバースではロボとして再出発。本人もで「まだ十分にはやれていない」と語り、別作品への登場や単独映画の実現に意欲を示していた。
ちなみにモリソンは物語そのものについても、第2幕で「プロット全体が崩壊した」として、クリプトをめぐる展開に疑問を呈している。
「スーパーガールは、クリプトをあの黄色い太陽のある惑星に連れていけばよかっただけだ。太陽の光を浴びればクリプトは再び無敵になり、どんな毒素でも簡単にはねのけられたはず。そうすれば結局、解毒剤を手に入れるために、あの退屈で小物のルーマニア系ギャングの悪党、イエロー・ヒルズのクレムを追い回す必要なんてなかったのに!」
劇中では、毒に侵されたクリプトを救うため、カーラたちは解毒剤を求めて宇宙を奔走する。モリソンは、黄色い太陽の光によってクリプトの能力を回復させられるのであれば、この冒険そのものが成立しなくなるのではないか、とのプロットホールを指摘した。
ロボ役への期待を公言していただけに、モリソンの落胆はなおさら大きかったようだ。DCユニバースの次回作は2027年7月にUS公開予定の『マン・オブ・トゥモロー』。こちらでのモリソンの感想も気になるところだ。
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