すっきり暮らしたいなら「同じものは1つあれば十分」と思っている人も多いはず。ですが、使う部屋や目的によって“あえて数を増やす”と、さらに家事や片付けがラクになることも。2児の母で整理収納アドバイザーのよしいさんが、リビングやキッチンに「あえて増やしてよかった」ものを3つ紹介します。

1:ハンディモップを3つに増やした

もともとハンディモップは1本だけトイレに置き、フタやはばきのホコリをふいていました。

【写真左から順】リビング・寝室・トイレに置いたハンディモップ

ほかにもホコリがたまる部屋がありますが、トイレにあるものを寝室やリビングへ持っていくのは抵抗がありますし、いちいちモップ部分をつけ替えるのも面倒。「あそこは明日掃除しよう…」とあとまわしにしがちでした。

それは本末転倒だと思い、寝室・トイレ・子ども部屋にハンディモップを1本ずつ置くことに。とくに寝室は布団があるので思った以上にホコリがたまります。今は気づいたときにさっとふけて、こまめに掃除できるようになりました。

使いたい場所に置くだけでハードルが下がって、以前より家がキレイになったと感じています。

2:ハサミは2つ用意。カッターも増やした

ハサミもリビングに1本だけ置いていました。ですが、宅配便の荷物をあけたり、開封ずみの段ボールをまとめたりするとき、毎回ハサミを取りに行って戻す移動がとても面倒になりました。

そこで、普段使い用はそのままリビングの文具収納に残して、梱包用はその下段にある引き出しへ。ガムテープやヒモと一緒にまとめたことで、必要なものを探すストレスがなくなりました。

●カッターはキッチン付近に収納

さらに、梱包用のカッターはキッチンのそばにも置いています。わが家では、宅配便が届いたら荷物を一度キッチン近くの廊下まで運んでからあけることが多いです。廊下なら梱包材を切ったときの小さなゴミをロボット掃除機が吸い取ってくれるので、あと片付けがとてもラクなのです。

その動線上にカッターを用意しておくことで、作業にとりかかりやすくなりました。

3:冷蔵庫に油性ペンやテープを置いた

同じくリビングの文具収納にしまっていたペン類。キッチンでごはんをつくりおきしたとき、中身をメモするためにわざわざ取りに行くのが面倒でした。また、たりない食材に気づいたときも、「あとでメモしよう」と思ううちに忘れたことも。

そこで、冷蔵庫にノック式の油性ペンとボールペン、マスキングテープをマグネットではりつけました。油性ペンとマスキングテープはつくりおきの中身を書くため。ボールペンは買い物メモを書くために使っています。おかげですぐメモする習慣が身につき、毎日の料理がぐっとラクになりました。

とくにわが家はキッチン収納が狭く、食品や調味料のストックが増えると置き場所に困ります。なくなりそうなタイミングでメモし、予備は1つだけもつのが理想。そのちょうどよい量を保ちやすくなりました。

※ 冷蔵庫の側面にものをはりすぎないようにしましょう。排熱が妨げられ、冷却効率の低下や故障の原因につながります

減らすだけでなく、増やして試してみる

片付けの目的は、ものを減らすことではなく、ラクに暮らすことだと思っています。「1つで十分」と減らし、かえって不便になっているのなら、必要な場所や用途に合わせて増やしてもよいと考えています。

「減らす」ことにとらわれず、暮らしやすい数を探してみる。その習慣のおかげで、家を整えやすくなりました。