モチズキヒデオ氏が自身のYouTubeチャンネルで「【50代早期退職】その前に確認したい、お金と生活の現実」を公開している。動画では、早期退職や定年退職を検討する人に向けて、退職後のリアルな「お金の現実」と、事前に確認すべきポイントについて提言している。

動画の冒頭でモチズキ氏は、「会社を辞めれば自由になる」という意見に理解を示しつつも、その自由を安心して手に入れるためには、退職後の生活費を把握する必要があると指摘。「年金が始まるまでの空白期間」をどう乗り切るかが課題だと語る。例えば年間400万円の生活費が必要な場合、5年で2000万円となり、月当たり33万円が必要になるという具体的なシミュレーションを提示した。

昨今の早期退職を推奨する動画に対しては、「お金の話や生活の実感があまり語られていない」と懸念を示し、「他人が大丈夫だから、自分も大丈夫、ではない」と警鐘を鳴らす。さらに、退職後の生活費は「思ったほど下がらない」という現実を強調。家にいる時間が増えることで光熱費や娯楽費がかさみ、後回しにしていた家電の買い替えなどの支出も発生すると説明する。

加えて、前年の収入ベースで計算される税金や健康保険料が大きな負担になると指摘。自身の場合、年間約400万円の支出のうち、税金と保険料だけで約75万円を占めていたという生々しい実態を明かした。モチズキ氏自身は、60歳の定年後も半年間だけ再雇用で働いた経験を持つ。その理由を「給与収入がなくなる前に、65歳までの収支をシミュレーションする心の余裕が欲しかったから」と振り返り、この期間に「ずいぶん引かれてるな」と税金の重みを実感できたことが、会社を辞めるための「実験期間」として機能したと語る。

最後に、退職前に確認すべきこととして、「収入面」「支出面」「年間の収支」を年ごとに見える化することの重要性を説く。何となくの不安から、一生もらえる額が減ってしまう「年金の繰り上げ受給」を安易に選ばないよう注意を促し、「早期退職の答えは、他人の動画の中ではなく、自分の収支の中にある」という言葉で動画を締めくくった。

チャンネル情報

60代で退職したい人や定年が近い人、中高年、年金生活の皆さんに向けて、自分が経験した退職金・税金・年金見込額などお金に関する情報を公開しながら、年金生活のリアルを発信しています。