「人生の中に経験ない」千葉・印旛沼の決壊で依然として一帯が冠水状態 JR内房線は全線復旧に少なくとも3か月以上か
台風25号による大雨の影響で堤防が決壊した千葉県の印旛沼の周辺では、水の流出や冠水が続くなど、連休明けのきょうも被害の影響が続いています。
これは、きょう午前9時半ごろの千葉県の印旛沼の映像です。堤防の決壊した部分から水が流れ出る様子が確認できます。
きょうまでに堤防の3か所に決壊が確認され、周囲の住宅などが浸水する被害が出ています。
記者
「千葉県印旛沼付近です。きょうは田んぼの一部があらわになっていて、きのうよりも水が引いているのがわかるのですが、その奥は依然として一帯が冠水している状況です」
きのう、この付近は道路沿いまで冠水していましたが、けさは道路沿いの田んぼが見える状態まで水が引いていました。
ただ、一部の地域では、いまも冠水などが続いていて、きょう、ドローンで撮影した映像には複数の住宅が水に浸かっている様子が写っていました。
印旛沼の近くに住む80代の男性は、自宅の作業部屋などが浸水しました。
男性(80代)
「この辺まできたんじゃないんですかね、それが水がきた印みたいなもの。(水が)あのストーブの半分くらいまでいったんじゃないか」
室内のカーテンを絞ると、水が…。野菜を育てていたビニールハウスにも水が押し寄せたといいます。
男性(80代)
「もう我々の人生の中にこういう経験がないから、(どうしたらよいか)わからないんですけどね」
周辺の一部の道路は通行止めとなっているほか、国土交通省のポンプ車が出動するなどして排水作業を進めています。
また、連休明けのきょうも交通機関に影響が続いています。
千葉県内のJR線は、線路に土砂が流れ込むなどして、内房線・久留里線などの一部区間で運休が続いています。
けさ、内房線の木更津駅では、東京方面のバスに行列ができていました。
通勤客
「当面、バス通勤になるかと思いますね」
「テレワークで在宅勤務した方がいいのかみたいなところとか、本当に色々まだ整理が追いついていないので」
JR東日本は、内房線の全線復旧には少なくとも3か月以上かかるなどとしていて、来週28日以降、代行バスの運行も検討しています。
一方、神奈川県三浦市にある「旭小学校」では、敷地の裏側の崖が崩れ、土砂が体育館の中に流れ込んだため、きょうとあす、臨時休校となりました。
児童
「修学旅行だったりとか、それの他にもテスト期間だったりとか、そういうのもあるので、早く行って勉強できればなと思います」
これまでに千葉県と神奈川県では、あわせて10人が死亡、4人が行方不明となっています。
