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 DeNA・藤浪晋太郎投手(32)が来季構想から外れたことが23日、分かった。25年6月にマリナーズ傘下3Aを自由契約になって7月に電撃加入。今季は3試合の登板にとどまり、2年間で1勝(1敗)に終わった。大阪桐蔭3年時にエースとして春夏の甲子園大会を連覇し、12年ドラフト1位で入団した阪神でも活躍。現役続行の意思を持ち、国内外を含めて新たな道を模索するとみられる。

 藤浪は国内復帰2年目の今季、先発陣の一角として期待されながら、1軍では3試合で0勝1敗、防御率6・30で思うような成績を残せなかった。

 開幕は2軍。春先に右手中指を痛めた影響もあって7月11日の巨人戦にずれ込んだ初登板では、6四球を与えるなど制球を乱して3回3失点で降板した。移籍後初の甲子園登板だった同22日の阪神戦は4回2/3を5安打1失点。8月20日の巨人戦でも4四球と乱れて2回1/33失点で黒星が付き、「ふがいない投球をしてチームに申し訳ない」と悔しさをにじませていた。

 ファーム・リーグでは15試合(先発12試合)で5勝2敗、防御率2・69。直近も9月12日の西武戦に先発し、6回2/3を6安打3失点(自責点1)だった。チーム関係者が「2軍ではできていることを、なかなか1軍の舞台で発揮できていない」と話すように、1軍では3試合で計15四死球を数え、以前から抱える制球面の課題に直面した。

 大阪桐蔭ではエースとして甲子園春夏連覇を達成し、12年ドラフトでは4球団競合の末に阪神に入団。高卒1年目の13年から10勝を挙げ、15年には14勝に加えて最多奪三振のタイトルも獲得した。

 22年オフに阪神からポスティングシステムを使ったメジャー挑戦を容認され、アスレチックス、オリオールズ、メッツ、マリナーズなどを渡り歩き、通算64試合で7勝8敗2セーブの成績を残した。昨年6月にマリナーズ傘下3Aタコマを自由契約。7月にDeNAで3年ぶりの国内復帰を果たし、8月31日の中日戦では7回無失点で移籍後初勝利を挙げた。

 オリオールズ時代の23年には自己最速102・6マイル(約165・1キロ)を計測した剛速球を武器に日米通算65勝。コンディション面に不安はなく、研究熱心で向上心は誰よりも強い。ドジャース・大谷と同世代でまだ32歳。これまでの経験を生かし、再び輝ける場所を模索する。

 ◇藤浪 晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年(平6)4月12日生まれ、大阪府出身の32歳。大阪桐蔭では3年時に甲子園春夏連覇。12年ドラフト1位で阪神入団。13年はセ・リーグ高卒新人では46年ぶりの2桁勝利を挙げ、新人特別賞を受賞。15年には最多奪三振に輝いた。22年オフにポスティングシステムでアスレチックスに移籍。オリオールズ、メッツを経て、25年7月にDeNAで日本球界に復帰した。1メートル97、98キロ。右投げ右打ち。