[9.23 アジア大会GL第3節 日本 3-0 タイ 豊田ス]

 大岩剛監督が率いるU-21日本代表は23日、アジア競技大会のグループリーグ第3節でU-23タイ代表と対戦し、3-0で勝利した。前半31分にMF中島洋太朗、後半2分にDF小杉啓太、同3分にはMF石井久継がゴール。グループリーグ全勝で首位通過を果たし、26日の準々決勝ではB組2位の北朝鮮と対戦する。

 7-0で快勝した前節・キルギス戦から先発8人を変更。DF土屋櫂大、中島が2試合連続でスタメンに入り、またFW道脇豊は全3試合での先発起用となった。4-3-3の布陣で、GKは初戦以来のスタメンとなったピサノアレックス幸冬堀尾、4バックは左から今大会初先発の小杉、土屋、今大会初先発のDF市原吏音、DF森壮一朗。アンカーはMF保田堅心、インサイドハーフは左が石井、右が中島。前線3人は左からFW石橋瀬凪、道脇、FW古谷柊介が並んだ。

 すでにグループ突破が決まっているなか、同じく2連勝のタイと首位通過を懸けた戦いになった。試合開始から日本がボールを握り、攻撃を仕掛けていく。前半9分には石橋が鋭い切り返しで左サイドを突破し、左足でクロス。中島のヘディングシュートはわずかにゴール上に外れた。10分には森の独走から折り返しを石井が左足ダイレクトで合わせるも、ゴール右ポストを叩いた。

 相手のカウンターは最終ラインが冷静に阻みつつ、そこからの攻撃で何度もチャンスを作る。焦れながらも好機創出を続けると、前半31分に待望の先制点。石橋が左サイドから再三の切り返しで深い位置まで入り込むと、ニアサイドで道脇が囮になる。フリーになった中島が石橋の折り返しを冷静に沈め、1-0とした。中島は2試合目のPKでのゴールに続き、2試合連続ゴールとなった。

 追加点がほしい日本だが、その後は再び決め切れない時間が続く。前半は日本が1-0のリードで折り返した。

 後半は一転して開始直後から立て続けにゴール。後半2分、右サイドから森が上げたクロスはクリアされるも、道脇に当たってPA手前に転がる。待ち構えた小杉が左足インサイドで抑えるようにシュートを放ち、ゴール右隅に突き刺した。

 後半3分、日本は3点目。左サイドの石橋が浮き球パスでPA左へ。石井が反転しながら右足で切り返すと、左足でゴール右隅に流し込んだ。石井は3試合連続ゴール。小杉のミドル、そして石橋と石井の連係という湘南出身トリオによる2分間2ゴールとなった。

 3-0とした日本は後半10分に交代カードを切る。石井が下がり、きのう合流の海外組MF石渡ネルソンが今大会初出場でピッチに入った。右インサイドハーフに石渡が立ち、中島は左インサイドハーフに移動した。

 さらに後半19分には2枚替え。中島と市原が下がり、MF嶋本悠大とDF岡部タリクカナイ颯斗が入った。市原は去り際にキャプテンマークを小杉に託した。

 タイは最終ラインに6枚を並べ、日本も攻めあぐねる時間が続く。石橋が裏抜けで切り崩しを狙うが、なかなかシュートまで持ち込めなくなっていった。35分に2枚替えを行い、古谷と道脇が下がる。FW福永裕也ときのう合流の海外組FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄が出場した。

 試合はそのまま終了し、日本が3-0でグループリーグ3連勝。3試合12得点0失点で首位通過を果たした。

(取材・文 石川祐介)