実在の犯罪者や銃器の画像掲載で波紋 日本人K-POPアイドルのSNS投稿に広がる困惑

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「SNSをやめたほうがいいのではないか…」

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ガールズグループaespa(エスパ)の日本人メンバー、ジゼルのインスタグラム投稿をめぐって、困惑の声が広がる事態があった。

先日、彼女のインスタグラムには銃や刃物、血を連想させる写真、さらには実在の犯罪者や暴力事件に関わった人物の画像まで、繰り返し掲載された。

もちろん、こうした写真を投稿したということだけで、本人の人格や精神状態に関して何かを決めつけることは不可能だ。ファッションや音楽、映画と同様に、刺激的なビジュアルを一つの美学として好んでいる可能性も考えられる。

それでも、「なぜこの写真なのか」という疑問が数百万回規模で共有されているのも事実である。

単なる“少し変わった趣味”として処理するには、選ばれているモチーフがやや重い。

SNSで相次ぐ困惑の波

9月15日から16日にかけて、ジゼルの投稿を取り上げたSNS上の投稿が相次いで拡散された。日本語の投稿では「インスタで大量の銃の写真や犯罪者カップルの写真を投稿している」などと指摘された。

さらにタイ語圏でも、犯罪者カップルの写真について「なぜ載せたのか」と疑問を呈する投稿が500万回以上表示。別の投稿でも、銃や刃物、ラッパーのXXXテンタシオンに関連する画像を並べ、「なぜこうしたものばかりなのか」と戸惑う声が広がった。

実際、ジゼルのインスタを見ると、銃器そのものを撮影した写真、拳銃を手にした人物、刃物と赤黒い汚れが写った画像など、暴力や犯罪を連想させる素材が複数確認できる。

その一つとして注目を集めたのが、アメリカの“犯罪者カップル”として知られるボニー・パーカーとクライド・バロウとみられる写真だ。

2人は1930年代のアメリカで、強盗や殺人を伴う犯罪行為で悪名を馳せた犯罪者カップルとして知られている。現在では映画やファッションの世界で、“反逆的なカップル”の象徴として引用されることも少なくない。

つまり、その写真を使用すること自体が直ちに犯罪を肯定することを意味するわけではないだろう。だが、問題はそれだけにとどまらない。

ジゼル(写真提供=OSEN)
実在の事件や人物を巡る議論

海外でさらに議論を呼んだのが、ラッパーのXXXテンタシオンに関連する投稿だ。

あるSNS投稿では、「妊娠中の女性への暴行事件で起訴され、複数人を刺したことでも知られる人物を、なぜ今も取り上げ続けるのか」という趣旨の批判が寄せられ、50万回以上表示された。

XXXテンタシオンは生前、妊娠中だったとされる元交際相手への加重暴行などで起訴され、本人は無罪を主張していた。その後に公開された録音では、元交際相手への暴力や、複数人を刺した事件について自ら語ったと報じられている。

ここまで来ると、単に「銃の写真が好き」「ダークな世界観が好き」というだけでは説明しきれないと感じる人物が出てくるのも不思議ではない。

銃や刃物といった暴力的なモチーフのみならず、実在の犯罪や暴力事件と結びついた人物まで、繰り返しインスタグラムに登場しているからだ。

もちろん、ジゼル本人はこうした写真を投稿する意図について詳しく説明していない。

それだけに、「なぜ?」という疑問ばかりが先に膨らんでいる。

美学の表現と受け手が抱く違和感

ここで慎重になりたいのは、投稿内容のみを見て「精神状態がおかしい」「危険な人物」と決めつけることだ。それは外部から判断できる事柄ではない。

音楽や映画、ストリートカルチャーの世界では、銃、刃物、犯罪者といったモチーフが「危険」「反抗」「退廃」を象徴するイメージとして用いられることもある。ジゼル自身も、そうしたビジュアルを一つの美学として選んでいるだけに過ぎないのかもしれない。

ただ、その一方で、実在の犯罪者や暴力事件に関係した人物まで引用するとなれば、受け手にとっての受け止め方は変わってくる。

本人にとっては「かっこいい写真」「好きなカルチャー」の一部であっても、見る側には、その背景に存在する暴力や被害までセットで届いてしまうからだ。

だからこそ今回、複数の国のSNSで「なぜこの写真を載せるのか」という困惑が同時に広がったのだろう。

ジゼル(写真提供=OSEN)

ジゼルが何を意図しているのかは、本人にしかわからない。しかし、そこに実在の犯罪者や暴力事件と結びついた人物まで繰り返し加われば、見る側が受ける重みは異なってくる。

なぜ、そのモチーフを繰り返し選んでいるのか。説明がないままだからこそ、その疑問と違和感だけが、今、大きく広がっている。

(記事提供=スポーツソウル日本版)