サムスンが半導体工場向けロボット開発を加速、製造の無人化推進へ-中国メディア
2026年9月22日、中国メディア・環球時報は、韓国のサムスン電子が半導体生産のスマート化を加速させるため、ロボット研究開発をチップ製造分野に拡大し、工場を人工知能(AI)主導の自律型生産拠点へと移行させる専門チームを立ち上げたと報じた。
記事はIT情報サイト「SamMobile」の報道として、サムスンがチップ製造の高度化を推進するためロボットの研究開発を進めていることを紹介したほか、韓国メディアの報道として、同社が先ごろデバイスソリューション(DS)部門傘下のグローバル製造・インフラ技術部門内に「AX/PI」と呼ばれる専任チームを新設し、半導体工場における自動化ロボットの研究開発と現場導入を専門に進めていると伝えた。
そして、計画によると、サムスンは初期段階において、開発したロボットを半導体工場の設備保守・点検に導入し、外部委託スタッフや現場エンジニアが担う反復作業を代替させる方針だと説明。現在は初歩的な研究開発段階にあり、現場の生産データを収集しながらロボットの巡回ルートや作業範囲、部品の保管場所などを統括して標準化を進め、半導体クリーンルームへの正式導入に向けた準備を進めているとした。
記事によると、半導体ウエハー工場は設備の配置が固定されており、ロボットの運行ルートが事前に設定可能で生産環境も制御しやすいため、自動化作業を進める基盤が整っている。すでに業界内では半導体設備のメンテナンスに特化した協働ロボットを投入し、消耗品の装着や部品の締め付け、設備の清掃といった反復作業を単独でこなす事例も登場しており、業界の自動化実践に向けた参考になっているという。
記事は、サムスンが2030年までに韓国国内および海外にAI駆動による自律型半導体工場を複数建設する目標を掲げていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)

