【広島】新井貴浩監督が続投へ シーズン中に3度、球団に辞意伝える…「ゾンビたばこ」を巡る激動シーズン 来季5年目は高い求心力で根本的な立て直しを目指す
広島・新井貴浩監督(49)が来季も続投することが22日、分かった。1月27日に羽月隆太郎氏が通称「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用し、医薬品医療機器法違反で逮捕。グラウンド外の混乱で幕を開けた激動の4年目は、3年連続Bクラスに沈んだ。指揮官はシーズン中に3度、辞意を伝えていたが、松田オーナーら球団幹部が慰留。熟慮を重ねた結果、最終的に指揮をとることを決めた。
チームを率いる立場として、責任を痛感していた。一度目の決断はキャンプイン直後の2月初旬、羽月氏の逮捕直後だ。さらに5月には、羽月氏が自身を含めて6人が「ゾンビ-」を購入していたと暴露し、球団への批判が激しさを増した。新井監督は5月下旬に「これ以上、騒動が大きくなるなら…」と球団に伝えた。その後、6月中旬頃にオーナーの元を訪れた。直接会って辞意を伝えたが、高い求心力を持つからこそ、苦境を打開することを求められ、指揮官自身も覚悟を決めた。
就任以来、育成と勝利の両立という難題に挑んできた。1年目の23年は5年ぶりのAクラス(2位)に導いたものの、2年目以降の成績は下降線をたどった。投打において課題は山積みではあるが、積極的な世代交代を推し進めるなか、投手では岡本、高、野手では佐々木、勝田らの若手が次世代の戦力として育ちつつある。
あと12試合を残す今季の全日程終了後、歴代監督と同様に新たに単年契約を結ぶ。来季は5年目。選手の育成はもちろん、チームを根本から立て直し、4年間かけて積み上げてきた成果を結果として示す。
