イタリア・メローニ首相「学校1クラスあたりの外国人学生の数を制限」などの法案提出の意向
イタリアのメローニ首相は20日、学校の1クラスあたりの外国人学生の数を制限し、学校内で顔を覆うベールの着用を禁止する法案を提出する意向を示しました。
ロイター通信によりますと、メローニ首相は20日、自身が党首を務める極右政党「イタリアの同胞」のイベントに出席し、学校の1クラスあたりの外国人学生の数を制限することなどを盛りこんだ法案を提出する準備を進めていると明らかにしました。
メローニ首相は演説で、「イタリア語を理解できない子どもがクラスに1人だけなら、クラスメートや教師の助けを借りて言葉を覚え、すぐに適応できる。しかし、言葉を理解できない子どもが増えれば、それはもはや統合ではなく放置だ」と主張しました。
また、法案では外国人の保護者に対してもイタリア語の習得を義務づけるほか、顔などを覆うブルカやニカブといったベールを学校内で着用することを禁止するとしています。
移民への対応をめぐっては、フランスなどで公共の場での顔を覆うベールの着用が法律で禁止されているほか、ドイツでは一部の地域でドイツ語が話せない児童を、一時的に“準備クラス”に通わせたうえで普通学級に移行させるシステムを取り入れています。
多くの国が人手不足で移民を必要とする一方、言語や文化の違いによる摩擦や治安への不安が広がっていて、移民の受け入れ体制のあり方や社会との適合のための道筋が大きな課題となっています。