[9.19 J1第8節 福岡 0-1 広島 ベススタ]

 サンフレッチェ広島は19日、J1第8節でアビスパ福岡と対戦して1-0で勝利した。日本代表に初選出されたDF中野就斗はフル出場。福岡が前半に2人退場者を出した一戦を制して2連勝となった。

 荒れ模様の前半になった。まずは前半11分、福岡MF山脇樺織のMF鈴木章斗に対するスライディングがふくらはぎに入ってしまい、VARチェックが行われた。ただここではVARの介入はなく、イエローカードにとどまった。

 続く前半16分には鈴木がプレスバックをした際、後方からMF見木友哉のアキレス腱付近を踏んでしまった。主審は当初ノーカードと判定したが、VARが介入。オンフィールド・レビューが行われた結果、レッドカードではなくイエローカードが提示された。

 さらに前半22分、福岡DF上島拓巳が空中に体を浮かせた危険なスライディングタックルをMF松本泰志に正面から仕掛けて膝に激しく接触した。松本に全く配慮しないファウルであり、松本に謝る様子も全くなかったため広島側は上島に激昂。主審は当初イエローカードと判定していたが、オンフィールド・レビューを行った末に著しく不正なプレーとしてレッドカードに判定を変更した。

 松本はピッチ外での治療を経て一時ピッチから退いたものの、直後にピッチに座り込んでプレー続行不可能に。担架に乗って負傷交代を余儀なくされた。対する福岡もプレー再開直後にMF北島祐二の頭部にボールが当たるアクシデントが発生。北島はプレーを続けていたが、前半45分に脳震盪の疑いで交代となった。

 なおも前半45+6分、上島からキャプテンマークを受け取っていた見木がMF新井直人に対するファウルで2枚目の警告を受けて退場。福岡は前半で2人の退場者が発生した。

 数的優位の広島は後半7分、ペナルティエリア右からFW鮎川峻が折り返したボールを中野がフリーで合わせるも枠の上に外れた。同8分にはMF加藤陸次樹がスルーパスに抜け出したものの、シュートはGK小畑裕馬の好セーブに遭った。

 広島は後半10分、左からのクロスをMF東俊希が折り返して鮎川がヒールシュート。ボールは枠を捉えたが、DF田代雅也のゴールカバーで福岡がピンチを凌いだ。同15分にMF小林志紋がゴール前で放ったシュートもGK小畑のビッグセーブに阻まれた。

 それでも先制したのは広島。後半23分、右から中野が折り返したパスを小林がマイナス方向に流すと、東が抑えのきいたシュートをゴール左上に突き刺して福岡ゴールをこじ開けた。

 追いかける福岡は後半37分、今季初出場のFW前田一翔とバルセロナなどでプレーしたJ1初出場のMFオリオール・ロメウを投入した。直後の同39分にCKのこぼれ球を前田がシュートするとFW師岡柊生に当たってコースが変わったが、ボールはわずかに枠の左に外れた。

 9人の福岡はGK小畑がスーパーセーブを連発してゲームを繋ぎ、後半45+4分にMF川村拓夢にゴールネットを揺らされた場面はVARが介入してノーゴールに判定が変更。ただ広島が1点リードを保って敵地で勝利した。