超パワフルで「ロングツーリング」も実現!

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超パワフルで「ロングツーリング」も実現!

 トヨタの欧州法人は2026年9月14日、ドイツのハノーバーで開催された小型商用車見本市「IAAトランスポーテーション」において、水素燃料電池を動力源とする次世代ピックアップトラック「ハイラックスFCEV」の生産を2028年より開始すると発表しました。

 過酷な現場で活躍してきたタフな四輪駆動車としての性能を維持しながら、走行時に水しか排出しない環境性能を兼ね備えたモデルとして注目を集めています。

【画像】超カッコイイ! これがトヨタ「新型ピックアップ」です!(40枚)

 新たに投じられるハイラックスFCEVは、第9世代へと進化した最新のハイラックスをベースに開発が進められています。

 公表された初期の目標スペックによると、一回の水素充填による航続距離はWLTPモードで400km以上を確保し、最大2500kgまでの牽引能力を備える計画です。

 バッテリー電気自動車(BEV)では課題となりやすい長距離の連続走行や、重い荷物を引き引くタフな業務用用途に対応できるよう、水素エネルギーならではの特性を生かした設計がなされています。

 今回の水素モデル導入は、トヨタが欧州市場で掲げる「マルチパスウェイ戦略」の一環です。

 ビジネスで活用される商用車は、使用環境や必要な積載量、作業内容が顧客ごとに大きく異なるため、単一のパワートレインのみですべての需要をカバーすることはできません。

 そのためトヨタは、バッテリー電気自動車や48Vマイルドハイブリッド、再生可能燃料HVOに対応したディーゼルエンジンなど、多様なパワートレインを揃えています。

 すでに先行して発売されている電気自動車仕様の「ハイラックスBEV」は、欧州現地で約5万7400ユーロ(2026年9月の最新為替レートで約1025万円)からの価格で提示されており、今回のFCEVもこうした最高峰電動商用車としての系譜を受け継ぐ形となります。

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 トヨタの欧州における商用車事業は順調な拡大を続けており、今後は水素燃料電池車の投入も含めてラインナップを一層強化し、2030年までに年間20万台の販売と市場シェア8%の達成を目指すといいます。

 タフな現場で求められる実用性と環境性能を高次元で融合させたハイラックスFCEVの市販化決定は、商用車カテゴリにおける脱炭素化の新たな選択肢として、今後の市場展開に大きな影響を与えることが期待されます。