投資アドバイザーの鳥海翔が、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」にて「S&P500はこのまま上がり続けるのか?歴史的な割高水準と低いVIX指数が同時に起きている不気味な状況を解説!」と題した動画を公開した。視聴者からの質問に答える形で、現在の株式市場の状況や注目の高配当ファンドについて解説。歴史的な割高水準とされるバフェット指数が240%を超えていても、すぐに暴落するわけではないという見解を示した。

動画の前半では、地政学リスクが残る中でVIX指数(恐怖指数)が上がらない理由に言及。鳥海は「世界中の投資家はそれを知ったうえで投資をしている」と説明する。VIX指数は想定外の出来事が起こった際に大きく上昇する特徴があり、現状のようにリスクが周知されている状態では数値が落ち着くのだという。

また、国の時価総額をGDPで割って株価の割高感を測る「バフェット指数」が、現在240%前後とITバブル崩壊時をも超える水準にあることにも触れた。鳥海は「確かに株価としてはめちゃめちゃ割高」と認めつつも、アメリカ企業が世界中で稼ぐようになった現在のグローバルな収益構造を指摘。「時価総額がGDPを超えてもそこまでおかしくない」と見解を提示した。さらに「アメリカ企業の業績はめちゃくちゃ良い」とし、バフェット指数の高さだけで過度に警戒する必要はないと語った。

動画の後半では、新たに登場する「eMAXIS 高配当全世界株式」や米国高配当ETF「SCHD」の特徴を解説。成長株と高配当株が交互に伸びる市場のサイクルを説明した上で、高配当株をポートフォリオに組み込む方針は「あり」だと評価した。一方で、市場の動向に合わせて投資先を頻繁に変える行為には警鐘を鳴らす。

鳥海は、株式投資には大きく株価が上昇する「稲妻が輝く瞬間」があると述べ、「この瞬間を掴めるか、掴めないかが大切」と長期投資の重要性を強調した。一時的な指数や市場の雰囲気に惑わされず、自身の投資スタンスと目的を明確に持ち続ける姿勢が、高いリターンを得るための鍵となるようだ。

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