泌尿器科専門医であるひかつ先生が、YouTubeチャンネル「ひかつ先生 / メディカルウォッチメン」で、「大竹まことさんの前立腺がん手術が7時間に及んだ理由を専門医が解説します。」と題した動画を公開した。動画では、大竹まこと氏が受けた前立腺がんの摘出手術がなぜ長時間に及んだのかについて、専門医の視点から独自の推測を展開している。

ひかつ先生はまず、通常の前立腺摘出手術にかかる時間について「早い先生だったら2時間とか1時間半」と説明し、リンパ節を広く取る「リンパ節郭清」を行った場合でも3~4時間程度であると定義した。その上で、大竹氏の手術が7時間にも及んだ理由について「前立腺がめちゃくちゃ大きかったパターンだと思う」と推測する。

前立腺が肥大している場合、「前立腺大きいと手術超むずい」とひかつ先生は語る。通常より膀胱側を大きく切開する必要があり、縫合する際に穴を小さくし直す手間が増えるため、大幅に時間がかかると解説した。また、肥大した前立腺によって尿道を締める「尿道括約筋」が日常的に使われず「なまっちゃう」状態になるため、術後の尿失禁が回復するまでにも時間がかかる傾向にあるという。

さらに、骨盤の奥深くで行われる手術において、前立腺が大きいと視野が確保しづらく、正しい方向へ器具を進めるのが困難になるという外科医ならではの実情も明かされた。ひかつ先生は、事前に頻尿などの症状に悩まされていたことや、前立腺肥大があるだけでPSA(前立腺特異抗原)の数値が高く出やすいことからも、前立腺の大きさが手術の難易度を上げた可能性が高いと指摘している。

今回の動画により、前立腺の大きさががん手術の難易度や術後の経過に多大な影響を与えることが明らかになった。ひかつ先生は「時間とともにかなり良くなると思う」と大竹氏の回復について語っており、専門医の論理的な知見から疾患への理解を深めることができる内容となっている。

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