店舗車両の後部

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 【いしかわ】8月27日の大雨でJAはくい本店と共に床上浸水した併設の羽咋支店(羽咋市)に、のと(本店・穴水町)、能登わかば(同・七尾市)の両JAから移動金融店舗車が各1台派遣された。9月7日から駐車場で営業し、利用者の入出金を復旧させる。能登半島地震と豪雨から復旧途上のJAが、窮地のJAに救いの手を差し伸べた。

 移動金融店舗車は中に通信・端末機と対面カウンター、客用の椅子などがある。自力で発電し、災害時や遠隔地のサービスに力を発揮する。

 農林中央金庫によると、全国のJAバンクに122台があり、県内では2台だけ。JA能登わかばは2007年から運用し、現在の車は2代目。JAのとの車両は旧JAすずしが21年に導入し、それぞれ遠隔地の巡回に活躍している。被災した仲間のJAを救おうと、当面の巡回を休み、車両を派遣した。

 2台は既にJA本店・羽咋支店前の駐車場に到着し、開店準備が進む。各車内で職員1人が業務に当たる他、2台の昇降階段そばに共通の受付・待合コーナーを設け、利用者の利便を図る。当面は午前9~午後1時の営業を予定する。

 JAはくいは現在、本店総務部が近くの園芸総合集出荷場に、金融共済部が営農センター(旧志雄支店・宝達志水町)に分離・移転した。宝達支店に避難した羽咋支店は7日以降、金融共済部と同じ営農センターに移り、仮店舗とする。

 2JAからの「助っ人」車両の派遣に、各所の復旧に追われる羽咋支店の西村弘樹店長は「感謝してもしきれれない」と話している。

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