「ピル飲んでる太り方だね」職場の後輩からの言動…SNS“告発”で「うちの会社なら減給・降格」と批判殺到
職場の男性同僚から「ピル飲んでる太り方だね」と言われた──。
そんな女性の投稿が、Threadsで「セクハラだ」と反響を集めている。
8月の投稿で「これ普通にアウトだよな」「上司に相談するか悩んでいる」とつづった。こうした発言は法的にはどう扱われるのか。
●「僕、わかるんだよねー」
発言したのは年下で独身の男性同僚。女性が理由をたずねると「僕、わかるんだよねー」と笑って返された。膝を痛めたときは「重荷重だろ」とも言われたそうだ。
こうした言動が増えたのは映画の誘いを断ってからだとし、「我慢して聞き逃してきたけど、だんだんストレスになってきて」と書いている。
コメント欄には「キモい」「絶対に上席から注意してもらうべき発言」「うちの会社なら減給・降格処分」といった声が並んだ。
●「ピル」への言及も「性的な言動」
男女雇用機会均等法は、性的な言動で働く環境が害されないよう、会社に防止措置を義務づける。
厚生労働省の指針や実務上の解釈では、体に触れる行為だけでなく、体型や避妊・生理に関する発言も「性的な言動」に含まれると整理されている。
今回の発言は、体型への評価に、避妊薬を飲んでいるという決めつけを重ねたものだ。本人が明かしていない事柄まで推測しており、指針のいう「性的な言動」に該当する可能性が高い。
こうした言動が繰り返されて働きづらくなる状態を「環境型セクハラ」という。行為者は上司に限らず、同僚でも年下でも成立する。
●相談先は社内だけではない
もし言動に困った場合は、まずは社内の相談窓口や人事部に伝えたい。会社には事実関係を確認し、行為者への指導や処分などの措置をとる義務がある。相談を理由に不利益な扱いをすることは法律で禁じられている。
社内で動きがないときは、都道府県労働局などにある「総合労働相談コーナー」に相談できる。労働局長による助言・指導や紛争調整委員会の調停も、いずれも無料だ。
相談にあたり、いつ・どこで・誰に何を言われ、誰がいたかをメモに残しておきたい。録音も、多くの場合証拠として認められている。
