能登半島地震、被災地の「今」を伝える写真展 湯河原町で10日まで、ボランティア続けた梅原雄蔵さん撮影

発生から2年半以上が経過した能登半島地震の被災地の「今」を切り取った写真展が、神奈川県湯河原町社会福祉協議会(同町中央4丁目)で開かれている。撮影したのは各地の被災地でボランティア活動を続けてきた梅原雄蔵さん(78)=同町在住。「被災地の現状を知ってもらうとともに、日々の備えを確認するきっかけにしてほしい」と話している。10日まで。
梅原さんは2024年元日の地震発生を受け、同年6月と今年4月に被災地を訪問した。24年の訪問時には倒壊した建物が手付かずのまま残っていたが、今年の再訪時には公費解体が進み、倒壊した建物の8割以上が撤去されていたという。
梅原さんは、輪島市の朝市通りや重要伝統的建造物群保存地区に選定されている同市の黒島地区を地震前に訪れたことがある。再び足を運び、かつて活気のあった町並みが更地の目立つ景色へと変わった姿を見て「寂しい景色へと変貌した」と肩を落としたという。
会場には、地震直後と比較した現在の町並みや、立ち並ぶ仮設住宅などを写した写真約60点を展示。家屋などの解体が進む一方で、「復興」とは程遠い被災地の現状を伝えている。
入場無料。平日の午前9時~午後4時。土・日曜、祝日は休館。問い合わせは、同社協電話0465(62)3700。
