中村敬斗「移籍期間終了後にリヨン入り」のカラクリ 背番号「11」の即戦力期待に応えられるか
移籍期間が終わるギリギリに駆け込みで移籍が決まる……どころではなかった。フランス2部スタッド・ランスに所属する日本代表FW中村敬斗(26)の同1部の強豪リヨンへの移籍は「移籍期間終了後」に決まった。
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コトの顛末は──。
昨季リヨンの左ウイングとして活躍したU-21ポルトガル代表のモレイラ(21)が6月、ドイツ1部レバークーゼンに移籍金60億円で引き抜かれた。同じポジションでベルギー代表FWのフォファナ(21)も、英プレミアのサンダーランド移籍が内定していたが、契約書にサインしたのは、英プレミアの移籍期間が終了する「1日午後11時」の直前だった。
中村のリヨン入りの条件は「フォファナが出ていくこと」。リヨン入りして待機していた中村だったが、仏の移籍期限の「1日午後7時59分」は過ぎてしまった。ところが“拾う神”がいた。
仏独自の「移籍期間終了後に国内のクラブ同士に限って1人だけ移籍を認める」という特別措置制度(通称ジョーカー枠)の恩恵を受けることが承認されたのである。
「中村はパリSG、マルセイユと並んで仏3大クラブのひとつであるリヨンに背番号11の左ウイングの即戦力として迎え入れられたことになります。移籍の経緯は綱渡り的ではあったが、素晴らしいステップアップになりました」とDAZNの仏リーグ解説者を務める中山淳氏がこう続ける。
「仏第2の都市圏リヨンを本拠地とし、01-02年シーズンから仏1部7連覇の偉業を達成。近年は財政的に苦しんでいることもあり、優勝争いに加われないシーズンも多かったが、昨季は4位に入って欧州ELも戦うことになった。中村は左ウイングで活躍した若手2選手がいなくなり、即戦力として入団したこともあって、出番はすぐに回ってくるでしょう。仏リーグは23年夏からプレーして馴染んでいるし、左ウイング以外にワントップもこなすなど、高い戦術適応力を発揮してハイパフォーマンスを披露してきた。早い段階で結果を残してくれるはずです」
新天地デビューは、現地12日のパリFCとのアウェー戦ともっぱらだ。
