《ベテラン営業マンは「絶対に署名できません」》プルデンシャル生命保険「退職願兼誓約書」の中身〉から続く

 巨額の金銭詐取問題が発覚したプルデンシャル生命保険。今年2月上旬から新規契約の販売活動を自粛していたが、その最中にまたも不祥事が露見した。「ライフプランナー」と呼ばれる営業マンたちの悪事はとどまる事を知らないようだ。

【画像】不祥事の対応に追われる得丸博充社長

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〈既に亡くなっていることを確認しております〉

〈弊社多摩支社の営業社員による不適切な金銭受領事案について〉

 このように題されたニュースリリースが、プルデンシャルのホームページに掲載されたのは8月24日のこと。


不祥事に追われるプルデンシャル ©時事通信社

 文書には、40代の営業マンが複数人に対し架空の高金利預金があると嘘の説明を行い、不適切に金銭を受領した疑いがある旨が記されていた。

 経済部記者が解説する。

「この営業マンは、プルデンシャルが新規契約の販売自粛を開始した2月9日以降にも、こうした詐取を繰り返していたとみられており、弁護士らで構成している“お客さま補償委員会”に複数の相談が寄せられています」

 その上で、特筆すべきは次の記述である。

〈当該営業社員については、既に亡くなっていることを確認しております〉

 これは一体どういうことなのか--。プルデンシャル幹部が声を潜めて言う。

「実は、会社は発表していませんが、当該の営業マンは自殺しています。今月初めに会社からの調査が入り、観念したのか8月12日に自ら命を絶ってしまったのです」

 実際、社内イントラネットでは同日「死亡退職」として人事発令が行われている。

 亡くなった営業マンX氏はどんな人物だったのか。経歴や社内での評判など現在配信中の「週刊文春 電子版」では事件の全容を詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)