Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

写真拡大

8月29日、浜松市の森林で作業をしていた男性がクマに襲われけがをしました。場所は浜松市の山間部、天竜区春野町気田の森林の中です。被害に遭った男性が当時の緊迫した状況を語ってくれました。

全国的にクマの目撃や被害が相次ぐ中、静岡県内でも2026年初めての人的被害が出てしまいました。

浜松市によりますと、29日午前10時過ぎ、天竜区春野町気田の森林で、作業をしていた森林組合職員の40歳代の男性が、ツキノワグマ1頭と遭遇しました。クマは男性の腕をひっかき山中へ逃げたということです。

クマが出たのは、「スーパー林道天竜線」から東へ500メートルほど森林内に入ったところで、春野中学校なども近くにあります。

被害にあった男性に当時の状況をうかがうと…。

(クマ被害に遭った 森林組合の男性職員・40代)
「状況で言いますと、山の整備に入る前に、事務職の方で山の境を調査するんですよ」

男性は山の整備する範囲を調査するために森林に入っていました。その際、クマに気付かず近づいていたといいます。

(クマ被害に遭った 森林組合の男性職員・40代)
「お互い気づいたのが、もう至近距離と言いますか、2メートル前後ぐらいの距離で自分の方が認識したっていう状況でした。クマが寝てる状態だったんですよね。猫のように丸まって。その寝てるクマに自分が先に気づいて…色が黒だったので、カモシカかなんて最初は思っていたんですけど、ちょっとサイズ感的にちょっと大きかったんで、ちょっとじっくり見てたところ、相手が起きて。起きた時にやっと耳が丸かったので、クマだっていう風に気づいたっていう形でした」

クマは立ち上がり、襲ってきたといいます。

(クマ被害に遭った 森林組合の男性職員・40代)
「(クマが)人の顔を狙ってくるっていう知識があったので、とりあえず自分は左腕で顔と首の辺りを守っている体勢に対して、クマが立ち上がって攻撃してきました。最初の一撃目は右手でクマの方がやってきたので、左腕でその攻撃を受けまして。その次にクマの方の左でもう一度攻撃を受けたんですけど、それは自分の右肩の方にかすめた状態でした」

その後、クマは逃げて行ったといい、幸いにも男性は、腕にひっかき傷がつく程度の軽傷でした。

周辺は年に1、2回程度はクマの目撃情報があり、男性は準備不足もあったといいます。

(クマ被害に遭った 森林組合の男性職員・40代)
「熊鈴とかをつけなかったっていうのは、ちょっと自分が準備不足だったっていうのはありますね」

浜松市は猟友会とパトロールを行うとともに、地域の住民に注意を呼びかけています。