YouTubeチャンネル「萌々 地歴インフラ調査ch【ずんだもん解説】」が「山梨を通らないと脱出できない!?神奈川の孤立地とバブルが遺した「天空都市」の光と影【藤野台・コモアしおつ・桂台】」を公開した。動画では、ずんだもんと萌々が、中央線沿線にある特異な立地のニュータウンを取り上げ、その背景にある不動産開発の歴史やインフラ事情を解説している。

最初に訪れたのは、神奈川県相模原市にある藤野台地区。この地域は神奈川県内にありながら、山梨県を経由しなければたどり着けない「陸の孤島」である。動画では、その理由について「神奈川県、首都圏に住所を置きたいという心理が働いている」と説明。山梨県に属するよりも「神奈川県」「関東地方」というネームバリューを持たせることで不動産価値を高めるという、開発主体の思惑があったと指摘する。緊急時には山梨県の電波を拾ってしまうため、東京消防庁が県境を越えて出動するといった「インフラの超連携が発動します」と、特異な事情も紹介された。

続いて紹介されたのは、山梨県にある2つの天空都市だ。四方津駅にある「コモアしおつ」は、斜行エレベーター「コモアブリッジ」で駅と結ばれたニュータウン。バブル期の資金力で作られ、現在も活気を保つ成功の街として紹介された。一方、猿橋駅にある「パストラルびゅう桂台」は、土砂災害警戒区域の指定により計画が大幅に縮小した歴史を持つ。かつて設置されたモノレールは故障で廃止されるなど紆余曲折を経たが、宅地化できなかった広大な土地をメガソーラーや支援学校として活用している現状が伝えられた。

これらのニュータウンは、バブル期の旺盛な住宅需要と「戸建てを持つことがゴール」という価値観が生み出した遺産である。特異な地形を克服して作られた街の光と影は、当時の熱気と現在の課題を浮き彫りにする興味深い事例と言える。

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