5回1死一、三塁、適時打を放った苫小牧ボーイズ・佐藤来飛

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◆中学硬式野球◇ファイターズチャンピオンシップU15 ▽1回戦 苫小牧ボーイズ3−4xとかち帯広リトルシニア(17日・エスコンフィールド北海道)

 ボーイズリーグ、リトルシニアリーグ、ポニーリーグの代表4チームが出場し、中学硬式野球の北海道ナンバーワンを争った。初優勝を目指した苫小牧ボーイズは、1回戦でとかち帯広リトルシニアと対戦。リードして最終回を迎えるも、逆転サヨナラ負けで決勝進出を逃した。とかち帯広リトルシニアが決勝で新琴似リトルシニアと対戦し、初優勝を飾った。

 打球は無情にも中堅手の頭上を越えていった。3―3で迎えた7回2死満塁。エスコンFに甲高い打球音が響き渡ると、三塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。1点リードを守り切れず、最終回に2失点。高橋輝昭監督は「結果は付いてこなかったけど、最高の試合をしてくれた」。部員14人で臨んだシーズンが幕を閉じた。

 3年ぶりの舞台で、今夏の全国大会にも出場した強敵と対峙した。エース左腕・中岡颯(そら、3年)が3回無失点と粘るも、4回に失策が絡み先制点を献上。それでも、打線がボーイズ北海道王者の意地を見せた。

 5回。130キロオーバーを連発した相手先発に対し、先頭の4番・太田怜臣(れお)捕手、5番・渋木舞音(まおと)外野手(いずれも3年)が連打。内野ゴロの間に1点を返すと、1死一、三塁で8番・佐藤来飛(らいと)二塁手(3年)が「練習から調子がよかった。自分のできることをしよう」と打席へ向かった。勝ち越しの右前適時打を放つと、さらに1点を加えてこの回3得点。優勝チームと互角以上の戦いを繰り広げた。

 昨秋、北海道選手権決勝で旭川大雪に1―11でコールド負け。屈辱の大敗から始まったチームは、着実に力をつけた。有終の美を飾ることは出来なかったが、少人数で2度目の日本選手権出場を果たした選手に対し就任4年目の指揮官は「ドラマみたいなシーズン。本当にありがとうと伝えたい」。主将の中岡も「このメンバーで出来てよかった」。2年生1人が残るチームは存続へ、そして3年生13人は次の目標に向かって、それぞれの道に進んでいく。