《3歳上俳優と電撃婚》夫が明かした“結婚のきっかけ”「この人のために…」元欅坂・平手友梨奈(25)の予測不能なキャリア
〈14歳で鮮烈デビュー、ミセスとのコラボで見せた「笑顔の理由」は…欅坂脱退から6年、平手友梨奈(25)が再び武道館に立つまで〉から続く
きょう8月20日、ソロ初となる日本武道館ライブを開催する平手友梨奈。今年(2026年)は、1期生として加入した欅坂46のCDデビューから10年という節目でもある。2020年のグループ脱退、事務所移籍、結婚と、現在25歳にして何度も大きな決断を下してきた彼女が、“大事にしているもの”とは?(全2回の2回目)
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平手友梨奈(2023年10月、ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』の完成披露舞台あいさつで)
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平手友梨奈は欅坂46時代、ライブや楽曲について妥協を許さず、それが理由なのかはわからないが、ついには脱退という形でグループを離れる。
その後、ソロになってからは、スタッフとディスカッションを重ねながら曲をつくっていく作業が好きだ、と話すようになった。表舞台でパフォーマンスを通じて伝えることも好きだとはいえ、彼女のなかでは伝えきったと思えたことは1回もないらしい。そう考えると、つくるほうが好きなのかもしれないとも語っている(『ロッキング・オン・ジャパン』2021年10月号別冊)。
もちろん、本人の思いはどうあれ、平手のパフォーマンス能力の高さは多くの人が認めるところである。とりわけ身体による表現には卓抜したものがある。
俳優業でみせた高い表現力
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021年)の江口カン監督は、撮影中、平手が歌って踊ってきた人なんだなと感じることがたくさんあったとして、彼女との対談で次のように振り返っている。
〈《[引用者注:同作で平手が演じた]ヒナコは車椅子で足が不自由な役。実際にそうである人が映画を観たときに、なんだよあれ、ってなるのは絶対に避けたかったので、かなり研究して練習してもらいました。立とうとするときどうなるの、鉄棒につかまるときどうなるの、倒れてしまうときどうなるの、みたいなことを。いざその成果を見たとき、身のこなし方がとてもリアルだった》(「モデルプレス」2021年6月29日配信)〉
ドラマでも、『ドラゴン桜』第2シリーズ(TBS系、2021年)ではバドミントンで全国トップクラスの高校生を演じるにあたり、ちゃんとそう見えるよう練習を重ねた。
高難易度の動作に自ら挑んだ
このとき、参考のため女子選手ではなく男子選手の試合の動画ばかり見ていて、同じようにやろうとトライしたら、同作でバドミントン指導を担当した栗原文音(リオデジャネイロ五輪日本代表)から「それは男子がやるやつだから」と止められたという。
そこで平手が事情を話すと、栗原も納得して、それからは男子のトップ選手がやるようなショットも練習するようになった。監督からの要求も、撮影に行くたびに難易度の高いものになり、それに応えるべくひたすら練習したという。平手からは事前に栗原に「厳しく言ってください」とお願いし、実際にそうしてくれたので妥協せずにやれたのではないかと振り返っている(『バドミントン・マガジン』2021年6月号)。
さらに『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK、2021年)では、主人公である競馬の騎手を演じた。それまで乗馬経験はなく、テレビの競馬中継すら見たことがなかったが、恐怖心はなかったという。監督はできるだけ本人にやってほしいという方針で、彼女のスタンスとも一致した。そのため、本当に危ないシーン以外は、馬に何度も振り落とされるシーンも含めてすべて自分で演じた。
平手は2024年、それまで約2年間所属した韓国の芸能事務所の系列であるNAECOから、Adoなどのアーティストが所属するクラウドナインに移籍した。
拘束服で椅子に縛りつけられ…
移籍に際し、クラウドナインの千木良卓也社長はSNSに、平手が白い拘束服姿で椅子に上半身を縛りつけられた写真を投稿し、そこへ「彼女はいま健やかに拘束されながら次の準備をしていますので、もうしばらくお待ちください」などといったメッセージを添えて、移籍をほのめかした。
数日後には平手も自身のSNSに同様の写真を載せると、さらに後日、自分を拘束していたベルトだけが残った椅子の写真を投稿して、新たなスタートを切ったのである。
筆者には正直、ちょっと悪趣味にも感じられたが、平手がのちにYouTubeチャンネルのインタビューで明かしたところでは、あのアイデアは夜中に社長とやりとりするなかで生まれたという。
それによれば、ライブをやったときに舞台から落ちるのを心配した社長から(実際、彼女は欅坂時代、ライブ中に舞台から転落したことがあった)、だったら鎖をつけておこうかと言われ、彼女が「絶対嫌です、そんなの。どうにかしてでも脱出します」と返したところ、「じゃあ拘束着を着せる」という話になった。
そのとき社長から白い拘束着の写真を見せられ、ちょうど新しいアーティスト写真について考えていた平手はこれは使えると思い、提案したのだという。ここから、「いや、だめだろう」と言われつつ、意外にいいかもと話がまとまり、あのような形になったらしい(平手友梨奈YouTubeチャンネル・2024年10月18日配信「平手友梨奈『bleeding love』Official Interview」)。
移籍後は音楽活動に注力
平手は欅坂をやめてからの数年間は、自ら制作にも携わった「ダンスの理由」(2020年)や「かけがえのない世界」(2021年)といった楽曲をリリースし、音楽番組にも出演したとはいえ、どちらかといえば俳優としての活動が目立ち、世間での評価も高かった。
それがクラウドナインに移籍後は、千木良の意向もあり、再び音楽活動に本腰を入れ、あいついで楽曲を発表している。
先のYouTubeのインタビューでは、「この先の活動において理想とする自分とは?」との質問に《そのときその瞬間で感じたことをちゃんとパフォーマンスで表現すること》と答え、お芝居で表現することと音楽で表現することと、通ずるところはあるけどやっぱり全然違うとして、音楽面の活動をしていくなかで改めてすごくそこが大事に思えたと語っていた。
昨年(2025年)8月21日の1stライブは、アーティスト・平手友梨奈の新たな出発を印象づけた。ただ、本人は直後のYouTubeでのインタビューで、ライブの感想を訊かれ、《振り返りたくない気持ちと、振り返らなきゃいけない気持ちと……みたいな感じです》と答えている(「平手友梨奈『I’m human』 Official Interview」2025年10月27日配信)。ようするに反省点が多かったというわけだ。あいかわらず、彼女は自分のパフォーマンスに完全に満足することはないらしい。
セットリストは、社長やマネージャーとも話し合って、この日にしかできない構成にした。その曲目には、平手が以前テレビでコラボレーションした乃木坂46の「きっかけ」のほか、自身のデビュー曲である欅坂46の「サイレントマジョリティー」、さらには彼女が欅坂を脱退後に残ったメンバーによってリリースされた「誰がその鐘を鳴らすのか?」も入っており、ファンには驚きをもって受け止められた。
夫・神尾楓珠は「この人のために頑張りたい」
私生活では、今年2月に3歳上の俳優・神尾楓珠と結婚を発表している。神尾はこのあと7月に出演したトーク番組で、結婚を決めた理由として「この人のために頑張りたいって思ったところはありますね」と語っていた(日本テレビ系『おしゃれクリップ』2026年7月12日放送分)。頼もしいパートナーを得て、平手のほうにはどんな変化があったのか気になるところだ。
結婚後、6月に25歳を迎える直前には、ソロ初アルバム『無表情な表情』をリリースした。それを携えて、きょう、日本武道館でコンサートを開催する。
「予測できる未来って面白くない」
平手は欅坂時代から「そのときに感じたことを大事にする」ということを常に言い続けてきた。かつてはそれに加えて《予測できる未来って面白くないですし、そうやって決めつけてしまうことに意味はないと思うんです。自分としては本当に、成り行きのままという感じ。将来的にこうしたいとか、こうなろうというビジョンも、いまはありません》と語っていた(『サンデー毎日』2018年10月7日号)。
そんな彼女も、20代半ばになって、将来に向けてそれなりにビジョンを描くようになったのだろうか。それとも、いまも「成り行きのままという感じ」なのか。いずれにせよ、外から見ていると、平手友梨奈はまだまだ予測不能な存在だ。きょうのコンサートでも一体、自分の曲をどんなふうに見せてくるのか、まったく予断を許さない。
(近藤 正高)
