キノコ

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中国・浙江省諸暨市でAI(人工知能)が「無毒」と判定したキノコを食べた男性が病院の集中治療室(ICU)に搬送される出来事があった。中国メディアの紅星新聞が18日に報じた。

記事によると、男性は自宅近くで野生のキノコを採取し、AIに無毒と判定されたため、昼に調理して食べた。しかし、その日の午後に下痢を起こし、水のような便が5回続いた。また、両腕にも痛みが現れた。

病院で検査を受けると、急性腎不全と横紋筋融解症を発症していることが判明。男性は諸暨市人民医院のICUへ搬送された。なお、男性はその後の治療で回復し、現在は退院しているという。

記事は、「AIによるキノコの識別は正確なのか」という議論はこれまでにも起きていると言及。過去にあるユーザーが集合住宅の敷地内で採取したキノコの写真をAIチャットボット「豆包(Doubao)」に見せたところ、食用できるハラタケと判定したことを紹介した。

ただ「豆包」は、「(ハラタケは)猛毒のオオシロカラカサタケと間違えやすいため、野外で採取した物なら食べないことを強く勧める」「野生のキノコの識別には非常に高いリスクがあり、写真だけでは有毒種である可能性を100%排除できない」とも警告していたという。

記事は、「AIは現在も発展途上にある」とし、「人の安全に関わる問題については、AIの回答はあくまで参考にとどめ、必ず複数の情報源を確認することが推奨される。決してAIの回答を『食用許可証』として扱ってはならない」と注意を呼び掛けた。

中国のネットユーザーからは「AIを完全に信じている人がいるとはね」「退院して『どういうことだ!?』って問い詰めたら、AIは『申し訳ありませんでした。確かに毒があるのでくれぐれも食べないでください』って言うんだ」「AIは間違いだと指摘したらすぐに謝って、また間違った回答を出してくる」「これは重視すべき問題。命がかかわる問題では『AIはあくまで参考』ということを忘れてはならない」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)