【男子バレー】日本代表・高橋藍が9月のアジア選手権2連覇&28年ロサンゼルス五輪切符獲得へ「勝ちに導けるポイントを取ることを意識して」
バレーボール男子日本代表が18日、都内でアジア選手権(9月4日〜13日、北九州市立総合体育館)に向けた合宿を報道陣に公開した。世界ランク6位の日本は、3度目のアジア連覇となれば28年ロサンゼルス五輪の出場権を最短でつかむ。6〜8月のネーションズリーグ(NL)でアジア勢トップの262得点を挙げたエース・高橋藍(24)=ルブリン=は「勝ちに導く1点」と覚悟をにじませ、3大会連続の五輪ロードの先頭に立つ決意だ。
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エースの決意表明だった。午前11時からの練習は冒頭の1時間が公開され、藍は実戦形式で守備が動けないほど強烈に「パーン!」とスパイクをたたき込んだ。ロス五輪出場権を懸けたアジア選手権まで17日。「いよいよ始まる。優勝してロサンゼルス五輪の切符を獲得する。勝ちに導けるポイントを取ることを意識して練習している」と言葉に力を込めた。
8月に終えたNL決勝大会は開幕13連勝後、2連敗でメダルを逃す4位。米国、スロベニアなど世界との激闘だったが、ロラン・ティリ監督(62)の「NLは忘れろ」の号令でチームは顔を上げた。天国と地獄を味わった経験値は、藍をチームの大黒柱に成長させた。全試合に出場し、計262得点はアジア勢トップの4位。サーブ得点(24点)でも同2位に食い込んだ。コンディション調整でベンチを外れた石川に代わってゲーム主将も務めた。それでもエースとしては満足しておらず「勝つための1点を取る力をつけないと」と責任感をさらに強めた。
アジア選手権連覇への自信は揺るぎない。23年大会で優勝以降は、アジア勢に無敗。だからこそ慢心は排除する。今回のNL1次リーグでは中国を3―1で倒したものの、アジア勢に多いという無回転ボールを強く押し出すサーブに苦しめられた。藍は「パスの精度を大事に、攻撃につなげるのが一番」と得意のサーブレシーブでも軸を担う。9月4日の初戦で戦う世界ランク63位のオマーンなどデータがない不気味さはあるが「自分たちのバレーボールをする」と強調。日本らしい攻守で穴のないバレーを見せる。
ロス五輪では規定が変わり、本大会の約2年前に出場権を得る道ができた。指揮官は「(出場)枠争いを頭に入れることなく五輪へ準備ができる」と説いた。藍も「全員で勝ちを意識する」と宣言。頼れるエースとともに、日本の絶対に負けられない戦いが始まる。(宮下 京香)
◆バレーボール男子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねた9月4日開幕のアジア選手権(北九州市)で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも来年、行われるワールドカップで有資格国を除いた上位3チームに付与され、残りの3チームは28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位3チームが切符を得る。
