UFC/TUF 全試合結果&レポート!

6月23日(土・現地時間)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのパームス・ホテルに隣接するザ・パールで行なわれたアルティメット・ファイター・シーズン5フィナーレ。スパイクTVのリアリティーショーとして、UFC人気の礎となった当番組は、爆発的な人気こそ収まったものの、この日のメインに出場したジェンス・パルヴァーが、当日のESPNニュースに出演するなど、TUF効果は今も続いている。
そのパルヴァー。試合前に彼のマネージャーのモンテ・コックスが「立って闘う。寝技になると、ちょっと凌げないかもしれない」と語っていたが、実際の試合では、パンチを受け、開始早々からテイクダウンを奪われてしまう。BJのパス狙いを必死で阻止するパルヴァーだったが、ならばとBJは立ち上がりかけたパルヴァーを両足タックルの要領で持ち上げ、今度は豪快なテイクダウンを成功させる。ジャッジの印象を良くする技をしっかり使い、パルヴァーを追い込むBJは、バックマウントから腕十字、三角絞めと、流れるように技をしかけ、一方のパルヴァーはエスケープすることで精一杯で、自らが攻めるには至らない。
その後の立ち技の展開で、ようやく五分に持ち直したパルヴァーだったが、2R開始早々にまたもテイクダウンを許してしまう。ハーフガードから強烈な左のパウンドを放つBJは、隙を見ては拳を落とし、マウント奪取。バックマウントから焦ることもなく、ゆっくりと時間かけ、パルヴァーをいたぶるようにパウンドを落としつつ、隙を見つけや一気にチョークへ。パルヴァーはタップするしか、この技から逃れる術はなかった。
グッドシェイプ、そして精神的に充実している時のBJ・ペンの強さを、改めて思い起こさせるかのような完勝劇だ。
その他、全試合結果&レポートは下記の通りとなる。
The Ultimate Fighter season 5 Finale
メインイベント ライト級5分3R | ||
○BJ・ペン (アメリカ) | 2R3分12秒 チョーク 詳細はコチラ | ジェンス・パルヴァー× (アメリカ) |
第8試合 ライト級5分3R | ||
×マニー・ガンバーリャン (アメリカ) | 2R20秒 タップアウト 詳細はコチラ | ネイサン・ディアズ○ (アメリカ) |
第7試合 ミドル級5分3R | ||
×フロイド・ソワード (アメリカ) | 1R3分50秒 肩固め 詳細はコチラ | ターレス・レイチ○ (ブラジル) |
第6試合 ライト級5分3R | ||
○ロジャー・フエルタ (アメリカ) | 2R3分30秒 TKO 詳細はコチラ | ダグ・エヴァンス× (アメリカ) |
第5試合 ライト級5分3R | ||
×ブランドン・メレンデス (アメリカ) | 2R2分9秒 三角絞め 詳細はコチラ | ジョー・ローゾン○ (アメリカ) |
第4試合 ライト級5分3R | ||
×アンディ・ウォン (台湾) | 1R1分10秒 TKO 詳細はコチラ | コール・ミラー○ (アメリカ) |
第3試合 ライト級5分3R | ||
△ロブ・エマーソン (アメリカ) | 2R39秒 ドロー裁定 詳細はコチラ | グレイ・メイナード△ (アメリカ) |
第2試合 ライト級5分3R | ||
×アレン・ベルーベ (アメリカ) | 1R4分22秒 チョーク 詳細はコチラ | レオナルド・ガルシア○ (アメリカ) |
第1試合 ライト級5分3R | ||
×ブライアン・ジェラティ (アメリカ) | 1R2分9秒 TKO 詳細はコチラ | マット・ワイマン○ (アメリカ) |