男の自宅アパート=18日午後3時10分ごろ、横浜市緑区十日市場町

 交際相手の2歳の長男に暴行を加えたとして、神奈川県警緑署は18日、傷害の疑いで、横浜市緑区十日市場町、会社員の男(36)を逮捕した。暴行を受けた男児は心肺停止の状態で病院に搬送され、間もなく死亡した。署は司法解剖などで暴行と死亡の因果関係を詳しく調べる。

 逮捕容疑は、17日午後8時~同25分ごろ、自宅アパートの一室で、男児の顔を殴って体を揺さぶるなどの暴行を加えた、としている。

 署によると、男は容疑を認め、「壁をたたかれて寝たふりをされ、カッとなった」という趣旨の供述をしている。交際相手の20代女性は当時、買い物のため外出中で、室内には男と男児、女性の次男(1)、三男(0)の計4人がいた。

 帰宅した女性が「子どもがぐったりしている」と119番通報し、駆けつけた救急隊員から「顔に複数のあざがあり、鼻から出血していて虐待の疑いがある」と署に通報があった。男児は病院に搬送されたが、翌18日午前5時40分ごろに死亡が確認された。

 女性と子ども3人は山口県宇部市在住で、今月中旬に男の自宅を訪れていた。男と女性は昨年9月に交流サイト(SNS)を通じて知り合い、今春の大型連休中に初めて会ったとみられ、今回が2度目の対面だったという。

 現場はJR十日市場駅から東に約300メートルの住宅街の一角。数カ月前に引っ越してきたという女性(25)は「数日前の夜に(現場の)アパートの方から子どもの激しい泣き声が聞こえたので、通報するか迷っていた」と明かした。近くに住む40代の男性は「自分にも幼い子がいるので胸が痛い」とうつむいた。