オーストラリアのワーホリビザ、極右政党の台頭受け発給抑制へ…日本の若者にも影響か
【ジャカルタ=作田総輝】オーストラリア政府は16日、外国の若者が働きながら長期滞在できる「ワーキングホリデー(ワーホリ)」ビザ(査証)について、発給の抑制を始めたと明らかにした。
移民削減を訴える極右政党の台頭を受け、アンソニー・アルバニージー政権が見直しを迫られた。日本の若者にも影響が及ぶ可能性がある。
トニー・バーク内相は16日の記者会見で、ビザ発給手続きについて「従来より処理に時間がかかるようになっている」と述べた。遅れている理由などの詳細は明らかにしなかった。
ワーホリビザの対象は原則18〜30歳で、19か国・地域からは人数の上限を設けずに若者を受け入れている。有効期間は1年で、更新すれば最大3年間滞在できる。
近年は申請者が増え、6月末時点の滞在者は約22万6000人に上った。豪州の最低時給は約26豪ドル(約3000円)と高い。豪政府の統計データによると、最近では年間1万人以上の日本人がワーホリビザを取得している。
豪州は移民の受け入れに寛容な国として知られるが、右派は、物価や住宅価格高騰の原因が移民にあると主張している。
