治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が、YouTubeチャンネル「元警視庁刑事・小比類巻文隆【最後の取調室】」にて、「豪雨時に絶対これはやめてください【令和8年8月千葉豪雨より】」と題した動画を公開した。令和8年8月に発生した千葉豪雨の被害状況を振り返り、豪雨時に取るべき命を守る行動と、絶対に避けるべき危険な行為について解説した。

動画内で小比類巻氏は、千葉県広域で記録的な降水量を観測し、死者8人、行方不明者1人を出す甚大な被害となったことを報告した。柏市の住宅街での浸水時、市民が連携して車に取り残された高齢者を救助した事例を紹介し、その勇気を称えつつも「無防備に濁流に入ることは非常に危険」と警鐘を鳴らした。

また、千葉市中央区のアンダーパスで発生した死亡事故に触れ、冠水した道路へ車で進入することの危険性を強く警告。「バシャーン」と水しぶきを上げて進むような運転は絶対にやってはいけないと断言した。水深が浅く見えても急激に深くなる場所があり、車が浮いて動けなくなったり、水圧でドアが開かなくなったりする致命的なメカニズムを詳細に解説した。少しでも水が溜まっていると感じた場合は、躊躇せず引き返すか、車を置いて高台へ避難するよう呼びかけた。

さらに、気象情報の警戒レベルについて、レベル5は「すでに災害が発生し、安全な移動が難しい状態」であると説明。気象庁の「キキクル(危険度分布)」を活用し、現在地の危険度を10分ごとに確認するよう推奨した。「前回大丈夫だったから今回も大丈夫だろう」という正常性バイアスを捨て去り、早めの避難行動を取るよう警告。小比類巻氏は「この判断が、明日家族と一緒にご飯を食べられるか、今日人生が終わるかの境目なんです」と、的確な状況判断が命を繋ぐ要であると総括した。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。