映画独自解説家の守鍬刈雄が「【#オークストリートの異変】スピルバーグ感満載の超王道ド真ん中ジュブナイル!ずっと楽しかったぞ!(新作映画レビュー)」と題した動画を公開した。アン・ハサウェイとユアン・マクレガーが主演を務める映画『オークストリートの異変』について、王道の「ザ・夏休み映画」としての魅力を余すところなく語っている。

1980年代のアメリカを舞台に、突如として恐竜が現れ、封鎖された町でのサバイバルを描く本作。守鍬氏は、作中に『ジュラシック・パーク』や『E.T.』など、80年代のスピルバーグ作品やジュブナイル映画を彷彿とさせる要素がふんだんに盛り込まれていると指摘する。細かい整合性を問うのではなく、「次に何が起こるんだろうと見ていく映画」と定義し、SFサバイバルアドベンチャーとしての痛快さを高く評価した。

また、本作の醍醐味として「分かりやすい伏線」を挙げる。不仲な夫婦、片思い中の息子、宇宙好きな娘、逃げ出す飼い犬といった設定が、物語の進行とともに予定調和的に回収されていく過程が見どころだという。特に、ハリウッドの家族向け映画における「犬は絶対に死なない」というお約束の展開にも触れ、「期待通りに物事が進むのを楽しむ映画」と、安心して観られるエンターテインメント性を強調した。

さらに守鍬氏は、映画の文化コードである「地下室=秘められた心の奥」を用いた独自の考察も展開。夫と別れたいという本心を隠し、地下室で一人小説を書いていた妻が、地下室の水没によって物理的にそこへ入れなくなり、結果として家族との絆や夫への愛を取り戻していくという精神的な変化のメタファーを見事に解説している。

動画の終盤では、物語のクライマックスにも言及。恐竜に夫が食べられてしまうという絶望的な未来を回避するため、タイムパラドックスを利用して過去の夫にピザの配達を頼み、運命を改変するハッピーエンドの構造に触れ、「最初から最後までずっと楽しかった」と総括した。守鍬氏の細やかな視点と映画愛に溢れた解説を知ることで、本作の王道展開をより一層ニヤニヤしながら堪能できるはずだ。

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