8日、沙坡頭風景区で行われた2026「天空之境」The.Sky砂漠コンサート。(中衛=新華社配信)

 【新華社銀川8月13日】中国寧夏回族自治区中衛市の沙坡頭風景区で8日夜、「2026『天空之境』The.Sky砂漠コンサート」が行われた。全国各地の音楽ファン2万2千人余りが騰格里(トングリ)砂漠周辺に詰めかけ、大自然の中で歌声や演奏を楽しんだ。

 砂漠に直接ステージを設営し、星空を照明に見立てた開放的な演出は、同自治区が夏休み期間中に打ち出した「砂漠+(プラス)星空」文化観光の魅力を伝える、これ以上ないリアルな広告となった。

6日、沙坡頭風景区でラクダに乗る観光客。(ドローンから、中衛=新華社記者/楊植森)

 果てしなく広がる砂漠は、同自治区の貴重な観光資源となっている。全国で最初に国家5A級(最高ランク)に認定された観光地のうち、砂漠観光を主とするものは2カ所あり、いずれも同自治区にある。また年間約300日が晴天で光害も少ない好条件を生かし、ここ数年は「星の故郷」という文化観光の新たな看板を打ち出して、星空観測の旅行客を呼び込んでいる。

 沙坡頭風景区は国内の砂漠観光の先駆けとして、早くから観光業態の革新を通じて、砂漠と星空という二つの観光資源の融合を進めてきた。運営会社、中旅(寧夏)沙坡頭旅游景区の孫守峰(そん・しゅほう)営業部長は「昼は黄河での羊皮いかだ下りやロープウエー、夜は星空ガイドとの星座探しや天の川撮影、『大漠星空市集(砂漠の星空マーケット)』のグルメやショーなどが楽しめる」と話す。

 話題のスポット巡りやグルメ、ショッピング、夜間消費などを一体化した「大漠星空市集」は今年大変なにぎわいを見せ、若者の支持を集めている。

8日、沙坡頭風景区で行われた2026「天空之境」The.Sky砂漠コンサート。(中衛=新華社配信)

 同じく若者をターゲットとした砂漠キャンプイベント「青春漠漠搭」も多彩な内容で展開されている。会場には千張以上のテントが設けられ、砂漠探検や星空コンサート、キャンプファイア、星空観察講座などのアクティビティーを用意。予算の限られた若者でも、気軽に砂漠でのキャンプを楽しむことができる。

 孫部長は、砂漠と星空を軸とした多彩な取り組みが観光客の滞在時間を延ばしていると指摘。文化観光消費は夏休みシーズンに入って盛り上がり続け、風景区の1日当たりの観光客数は、8月以降おおむね2万人前後を維持していると紹介した。(記者/艾福梅)

6日、寧夏回族自治区中衛市の沙坡頭風景区を訪れた観光客。(ドローンから、中衛=新華社記者/楊植森)
6日、沙坡頭風景区を流れる黄河で、羊皮のいかだに乗る観光客。(中衛=新華社記者/楊植森)