3回1死三塁、長崎日大・川鍋伶恩の野選の間に有明の三塁走者・永田晴輝が生還する(捕手・太田涼介=カメラ・豊田 秀一)

写真拡大

◆第108回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 有明3―2長崎日大(13日・甲子園)

 春夏通じて初出場の有明(熊本)が、16年ぶり10度目出場の長崎日大を下して3回戦進出を決めた。

 打線は1点を追う2回に相手の失策に乗じて2点を奪って逆転。3回にも1番・永田晴輝(3年)の二塁打から好機を作り、内野ゴロの間に3点目を奪った。先発左腕の工修哉は4回1失点と試合を作り、5回からは左腕・斉藤遼汰郎がリリーフ。緩急を利かせた投球で長崎日大打線に的を絞らせず、9回に1点差に迫られながらリードを守り切った。

 有明は立命館宇治(京都)との初戦で、1点を追う9回2死満塁から永田が左中間へ走者一掃の逆転二塁打を放つなど、一挙4得点で逆転。敗戦まであと1死からのミラクル勝利を挙げた。入場券が完売し、大観衆の中で行われたこの日も序盤で試合をひっくり返す強さを見せ、7月28日に発生した「令和8年熊本地震」で大きな被害に見舞われた地元に聖地での2勝目を届けた。

 有明・高見一茂監督「たくさんの声援を送っていただき、苦しかったが勝つことができた。スタンドの方々の応援のおかげです」

◆有明(荒尾市) 1961年(昭和36年)に有明商として開校した私立校。71年に現校名に改称。野球部は1997年創部。主なOBは浅田将汰(元DeNA)。