マダニによる感染症「SFTS」感染者数が過去最多 ペットからの感染例も…予防のポイントは?
マダニによる感染症・通称「SFTS」の感染者数が過去最多となっています。最近はペットからの感染も増えているといい、注意が必要です。症状や対策は?
ウイルスを持つマダニに噛まれることで感染する重症熱性血小板減少症候群・通称SFTS。
感染すると発熱や嘔吐とともに血小板などが減少し、致死率は1割~3割ほどになるといいます。
国内の感染者数は年々増えていてJIHS=国立健康危機管理研究機構によりますと今年は過去最多だった去年を上回るペースで増加。7月26日までの感染者数は113人にのぼっています。
東海3県でも、あわせて16人の感染が確認されていて中には、ネコや犬などペットから感染することもあるといいます。
獣医師「感染疑いの場合は完全防御を」
愛知県尾張旭市にある「みずこし動物病院」。
こちらの病院では去年5月にSFTSに感染したネコを診察しました。
「僕自身も全然教科書でしか見たことがなかったんですけども、ちょっとこれは怪しいぞっていうので詳しく検査をしてみたらSFTSっていうことが発覚しました」(みずこし動物病院 水越稔 院長)
診察を受けたネコは、飼い主が引き取る前に屋外で感染していたとみられています。
こうしたペットの感染により、人が感染する危険も。
「ほとんどの場合が、飼い主さんの場合は犬や猫になめられたり、かまれたり、そういう際に感染してます」(水越稔 院長)
去年、三重県ではSFTSに感染したネコを診察した獣医師が感染し、死亡しました。
こちらの病院では、三重県の獣医師が感染したことを受けて診察の際に手袋や防護服を着用するなど対策を強化したといいます。
「ダニの感染とかを疑った場合は、もう素手で触るのは避けていただいて唾液や尿など体液がつかないように完全防御することが大事」(水越稔 院長)
感染を防ぐためできることは…
ペットから感染しないためにもまずはペットの感染を防ぐことが重要です。
「猫に関して言えば、可能な限り外に出さない、100%室内飼育をお勧めしています」(水越稔 院長)
散歩が必要なペットについては…。
「散歩行かれる際にはちょっと服を着せたり、ダニのつかなくなるようなスプレーを散歩前にしていただく、あとは散歩から帰ってきたらブラッシングをしながらちょっとダニがついてないか、そういったのを注意してもらうと、かなり予防できるんじゃないかと考えています」(水越稔 院長)
万が一、マダニがペットについていた場合は…。
「自分で取らずに動物病院に連れて行ってダニを除去してもらう」(水越稔 院長)
ペットを飼っていない人でも注意が必要なのはこの時期、多いキャンプや山歩きなど。
人の場合も、肌を露出しないことや虫よけスプレーを活用することが重要だといいます。
「動物にダニが付着してその後、動物の体調が悪ければ動物病院ですけれども、ご自身の体調が悪いようなことがあれば必ず普段の風邪かなと軽く見ずに、早急に医療機関を受診していただく方が安全だと思います」(水越稔 院長)
