「貴重品が残っている方のみ中に入って大丈夫です」現場指示があったとの証言 イオンモール熊本・爆発事故から2週間
岩粼 陽 キャスター
「イオンモール熊本には献花台が設置され、飲み物や花などが多く手向けられています」
■献花台を訪れた親子「涙が止まりません」

献花に来た親子
「本当に涙が止まりません」
「楽しい思い出しかないもので
また行こうねと話をした矢先のことだったから」
■捜索ドローンが捉えた映像には…

館内は特に2階の南側部分がひどく損傷しているとして、爆発の後ドローンでも重点的に捜索されました。
ドローンが撮影した映像には、出入り口が塞がれた雑貨店のようす。
商品が床に散乱していました。
■亡くなった大竹玖瑠美さんが働いていたフロア

別のドローンがとらえた通路は、がれきが1階にむかってはがれ、店舗の原形をとどめていないのが分かります。
この周辺にある雑貨店で働いていた大竹玖瑠美さんを含む、従業員7人が亡くなりました。
一方、イオン側は11日、避難した後の再入館を認めた事実があったことを明らかにしました。
■地震発生から爆発までの状況は…

地震発生から爆発まで1時間20分ほど。複数の証言から徐々に当時の状況が見えてきました。
地震発生からおよそ30分後には、客と従業員全員の避難が完了。
そこから15分ほどして、イオンモール熊本の運営側は各店舗の店長宛てに“営業中止”や“帰宅”のアナウンスを配信。
大竹さんが働いていた雑貨店の店長にも同じ時間に通知がきていたといいます。
またイオン側は当日「館内に戻ってよい」というアナウンスはしていないと説明していますが、
店舗従業員
「そのまま帰る方もいれば実際に中に戻った方も結構な数いたと思います」
イベントスタッフ
「『従業員の方で中に貴重品が残っている方のみ中に入って大丈夫です』と言われていて、それ以外の方はみなさん帰ってくださいと形で指示が出ていました」
■館内に戻らなければいけなかった理由

イオン側は、再入館を認めた理由として、従業員から車の鍵などの回収やレジ締めなどの要望が複数寄せられたためだということです。
店舗従業員
「私の車の鍵を(取りに)歩いて帰る選択肢はそもそもない」
イオン側は11日、遺族に対し従業員などから聞き取った内容を報告しました。
■亡くなった大竹さんの遺族「真実をきちっと言ってほしい」

大竹さんの遺族
「イオンの方が入れたことは認めたということはあるでしょうけど、
そもそもハビタ(勤務先)の本部から『売上金を金庫に』って指示がなければ(大竹さんは)結局そこには行かないわけであって」
