「この視点は盲点だった」 「VIVANT」野崎=裏切り…じゃない! 前作に何度も出ていた“伏線”
俳優・堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場「VIVANT」第2シーズン(日曜・午後9時)の第3話(第13話)が9日に放送された。物語は、いまだかつてない衝撃の展開を迎えた。
<※以下、ネタバレ有>
自衛隊の秘密部隊「別班」に所属する乃木憂助(堺)が、謎の組織を巡る巨大な陰謀に迫る物語。第2シーズンでは、テロ組織「テント」への潜入作戦に参加していた黒須駿(松坂桃李)ら別班員5人が拉致され、乃木らが真相を追う展開となっている。
第13話では、長野専務(小日向文世)が別班員だったことが発覚。第1シーズンからの“伏線回収”となった。
長野専務を加えた乃木らは、現地警察も巻き込んで新庄(竜星涼)とチョッキー(タナパック・ジョンジャイパー)の身柄を確保する。だが、2人は別班員拉致には直接関わってはいなかった。
その後、ブルーウォーカー(花岡すみれ)の活躍で、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)が黒幕だったことが判明。さらに、ラストシーンでは、乃木やドラムが絶大な信頼を寄せていた野崎守(阿部寛)に、まさかの“裏切り”を思わせる動きが描かれた。
別班の乃木と公安の野崎は、第1シーズンから互いに異なる立場にありながら、バルカ共和国で出会い、数々の危機をともに乗り越えてきた。兄弟のような関係にも見える2人だけに、突然の展開にSNSでは驚きの声が相次いだ。
ただ、ここで注目したいのが第1シーズンで登場した「スネイプ」だ。
スネイプとは、映画「ハリー・ポッター」シリーズに登場するスリザリンのスネイプ先生。物語では、闇の帝王ヴォルデモートとダンブルドア側の二重スパイとして暗躍していた人物だ。
「VIVANT」第1シーズンでは、野崎が入院中のジャミーンに「ハリー・ポッター」シリーズのDVD全8巻をお見舞いとして贈呈した。野崎は「ハリポタ」について、「超好きだ」と説明していた。
また、第7話では乃木が「テント」に潜入するためにバルカ共和国に入国する際、乃木は野崎に「この後、ホテルでスネイプ社との商談があるので、私はここで」と告げる。野崎はその後、「スネイプ社」の意味に気付く。「スネイプ先生は裏切り者に見えて、ダンブルドア校長とハリーを助けるために敵に潜入していた」ことに気付いた描写を丁寧に表現していたことから、「VIVANT」では、「裏切ったように見える人物が、実は別の目的のために動いていた」という構図が、すでに物語の重要な伏線として描かれている。
この伏線に気付いた視聴者からは「タイの新庄を追うのを別班に任せて、何かその間に取引とかしてた?別班を売ったやばい組織から守るために誰にも言えず取引してて、あえて防犯カメラに映って電話してたのは乃木に何か伝えてる?」「正直、この視点は盲点だった…!ジャミーンがなつかないから裏切り者認定されてた野崎さんだけど、スネイプ先生説を考えると一気に印象が変わる。この切り口は参考になる」「2重スパイで、実は味方パターンだなこれ!!」などとさまざまな声が上がっている。
今回、まさに“裏切り者”に見える野崎。果たして本当に乃木を裏切ったのか、それとも第1シーズンの「スネイプ」を想起させる二重スパイなのか――。次回、乃木と野崎の関係がどう動くのか、注目が集まる。

