台湾では、中国からの攻撃を想定した防空避難訓練が行われており、10日はサイバー攻撃などを受けた場合を想定し、携帯電話の通信速度を制限する訓練が初めて行われました。

台湾中部で10日に行われた防空避難訓練は中国軍の攻撃を想定したもので、住民は屋内や防空シェルターなどに避難する必要があり、従わない場合、罰金が科される可能性もあります。今年は初めて、サイバー攻撃などが行われた場合を想定して携帯電話の通信速度を30分間制限する訓練が行われました。

台湾では今月、この訓練に並行して大規模な軍事演習も行われていて、台北の総統府など中心部につながる橋を封鎖する演習や、いわゆる「総統の斬首作戦」に備え、頼清徳総統が装甲車に乗り込み、緊急避難する演習も実施されました。台湾総統府が「政府が有効に機能し国家の安全と国民の生活を守り続けられるようにする」と主張する一方、中国の国務院台湾事務弁公室は「強大な中国軍を前にして、いくら演習を行おうとも、見せかけの威嚇にすぎない」などと批判しています。