FBS福岡放送

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福岡県議会の最大会派、自民党福岡県議団の新しい会長を選ぶ選挙には2人が立候補し、10日に投票が行われました。

自民党福岡県議団に所属する議員たちが10日、続々と議会棟に集まりました。

その目的は、県議団の新たな会長を決める選挙です。

■自民党県議団・松尾統章 県議(8月7日)
「本日をもって、会長を辞任することを決断しました。」

県議団の前の会長だった松尾統章県議は、7月28日、熊本地震の発生直後に、飲食を伴う政治資金パーティーを開きました。

その対応に批判が集まり、松尾県議は8月7日、県議団の会長を辞任しました。

会長選挙の立候補の届け出が締め切られる直前の8月10日午前10時、議会棟に入った蔵内勇夫議長は、選挙について問われると。

■福岡県議会・蔵内勇夫 議長
「自民党県議団をしっかりまとめて、議会改革にまい進する人に会長になってほしい。」

新たな会長を選ぶ議員総会は、午後2時すぎから開かれました。

会長に立候補した那珂川市選挙区選出で3期目の渡辺勝将県議(49)と、飯塚市・嘉穂郡選挙区選出で2期目の高橋義彦県議(43)は、ベテラン県議らの前で決意表明をしました。

■渡辺勝将 県議
「金銭授受の疑惑が指摘されている議員について、県議団として真摯に向き合い、信頼回復に向けた必要な対応を検討し、変わろうとしているという姿勢を県民の皆様に明確にすること。これからも若い期の意見を積極的に取り入れ、世代や期を超えて率直に意見を交わらせる風通しのよい県議団を目指してまいります。」

■高橋義彦 県議
「様々な疑惑や疑念を根絶するために、我々政治家に必要な倫理、その政治倫理をきちっと守るためのルールを策定する。そして、それに違反する者がいたら、厳正に処罰する。そしてまた、慣行や慣例にとらわれない新しい自民党県議団をつくる。これから変わっていく必要があるんです。」

このあと、総会は非公開となり、無記名による投票が行われました。

自民党福岡県議団の新たな会長を選ぶ議員総会が開かれた、福岡県議会の議会棟から中継です。松永さん。

■松永悠作記者
お伝えしていますように、自民党県議団の会長辞任を受けて行われた、新たな会長を決める投票は、自民党県議団の議員総会で行われました。

県議の1人は「新しい会長は決まったが、まだ誰なのかは言えない」と話していました。

会長選に立候補したのは、3期目の渡辺勝将県議(49)と2期目の高橋義彦県議(43)の2人で、このうち渡辺県議は投票前、複数の若手県議らと同じ部屋に入りました。

出席した県議によりますと、思いを確認する場面があったということです。

一方、高橋県議は報道陣の取材に対し、どのくらいの支援者がいるかは「分からない」とした上で、「しっかり私の思いを伝える。頑張ります」と話し、支持拡大へと奔走していました。

私自身も2人の決意表明を聞きましたが、2人とも金銭授受などの疑惑に触れ、根絶するために取り組むという趣旨の話をしていて、厳しい姿勢で改革にあたろうとしている印象を受けました。

新たな会長には誰が選ばれるのか、まもなく発表される見通しです。

以上、中継でした。

今回の選挙について、改めて見ていきます。

そもそも、福岡県議会は、金銭授受疑惑に揺れる自民党県議団や、民主県政クラブ県議団、公明党県議団など、現在12の会派があり、86人の議員が活動しています。

今回、最も多い40人が所属する自民党県議団の会長を選ぶ選挙が行われました。

これは、8月7日に前の会長である松尾統章県議が辞任したことによる選挙です。

今回、異例だったのが会長職の選び方です。

これまで、役員が指名した選考委員会で決められていましたが、今回は所属県議らの投票による選出となりました。

これは、若手議員を中心に声が上がったということです。

今回、渡辺議員と高橋議員の若手議員2人が立候補し、無記名による投票が行われました。

今回の選挙について、ジャーナリズム論が専門の早稲田大学の沢康臣教授は、「信頼回復の過程なので、昔の政治をするのではなく、情報開示をして透明性のある政治をすべき」と指摘しています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年8月10日午後3時50分すぎ放送