立正大淞南ー長崎日大で二塁塁審を務めた岩男香澄さん=7日、甲子園球場(金子 悟写す) 

 連日熱戦が繰り広げられる第108回全国高校野球選手権大会。今大会から初めて5人の女性審判員が全国から派遣されており、7日に行われた長崎日大高ー立正大淞南高(島根)の1回戦では岩男香澄さん(33)=横浜市=が二塁塁審としてグラウンドに立ち、的確な判定で試合の進行を支えた。岩男さんは「風や見える景色の違いがあって、甲子園に来たんだなと思ったし、腹をくくったのが最初の感情でした」とかみしめた。

 審判員の深刻な人手不足などにより、性別にかかわらず人材育成・確保を目的とした女性審判員の甲子園派遣。岩男さんの初任務は照明のともるナイターの試合となったが、冷静にジャッジした。「先輩方がこういう風に見えるよという助言をたくさんくれたので、準備して取り組めた」。試合が終了したのは午後9時半。「両チームの色が出た良い試合だった。私も試合を一緒につくっていけたという実感がある」と大粒の汗を拭った。