●バレーボール、『はじめてのおつかい』も上位に
REVISIOが発表したテレビ画面注視データ「注目度」の週間番組ランキング(7月27日〜8月2日)で、TBS系金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』(毎週金曜22:00〜)が個人全体5位に入った。初回から4週連続でトップ10入りし、TVerでも3週続けて同枠の歴代最高記録を更新している。

(左から)『Tシャツが乾くまで』に出演する中島歩、蒼井優 (C)TBS

○上位の半数が土日の放送

連日の酷暑が続いた7月最終週は、大型中継と夏の特番が編成の軸となった。TBSが中継したバレーボール・ネーションズリーグ男子は、7月29日の準々決勝が個人全体9位・コア視聴層5位、8月1日の日本戦準決勝が個人全体8位・コア視聴層8位と、2試合そろって上位に並んでいる。日本代表は予選ラウンドを男子では史上初となる12戦全勝で首位通過し、中国・寧波でのファイナルラウンドに臨んだ。

日本テレビ『はじめてのおつかい 海で山で国宝で! 夏の小さな大冒険3時間スペシャル』は、個人全体6位、コア視聴層9位に入った。国宝・犬山城の城下町で木工職人の父に頼まれて商品を客先へ届ける女の子、福島・相馬の漁港へ底引き網漁に使う糸を運ぶ男の子など、各地の子どもたちが挑戦している。30年前に自身がおつかいを経験した母が、わが子を送り出す親子2代の企画も組まれた。

個人全体とコア視聴層に共通して入った番組は6本と、顔ぶれの重なりが目立つ週だった。上位の半数が土日の放送でもあり、夏休みの週末に世代を問わず同じ番組が見られていたことがうかがえる。

コア視聴層ランキング

個人全体ランキング

○12年前に劇的大改造したポツンと一軒家

日曜夜の定番番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、個人全体2位に入った。8月2日の放送は「12年前劇的大改造! 元祖“ポツン”再訪! 恩人と3姉弟の絆に涙…」と題し、番組が始まる前から山奥にたたずんでいた、いわば元祖の一軒家を訪ねる内容だった。

舞台は高知県。深い山々に囲まれた人里離れた場所に、その平屋はあった。2014年に『大改造!!劇的ビフォーアフター』で改修された家で、リフォームから12年ぶりの再訪となっている。

改修を依頼したのは3姉弟。自分たちを育ててくれた叔母夫婦の家を守りたいという思いから、当時62歳で林業を営んでいた弟が伐採した杉を床材と外壁に使い、廃校に残っていた実習用の調理台をシステムキッチンへ転用している。

現在は77歳の長女がここで一人暮らしを続け、71歳の次女もよく帰省しているのだそう。今回は3姉弟が4年ぶりに顔をそろえた。かつては谷の水が枯れ、斜面を下った先の湧き水を毎日のようにくんでいたという。長女は「蛇口をひねれば水が出ますし、本当に暮らしやすくなりました。感謝しています」と振り返った。スタジオではM!LKの塩崎太智と、プロ雀士でモデルの岡田紗佳が見守った。

●夫婦をつなぐ“2枚のチケット”に深まる謎
7月クールの新作ドラマ『Tシャツが乾くまで』(TBS)が、個人全体5位に入った。初回から4週続けてトップ10に並び、放送開始時は2つのランキングでともに2位だった。蒼井優にとって18年ぶりとなる地上波の連続ドラマ主演で、TBSの連続ドラマでは初の主演作にあたる。

7月31日放送の第4話「可哀想なひと」では、事故をめぐる前提が大きく動いた。松山ケンイチ演じる夫・充が、事故の直前にバスを降りていた事実が判明。蒼井演じる瀬尾咲子は、喫茶店で受けた充からの電話の「ごめんね」というひと言に、夫が帰ってくる気のないことを悟った。

中島歩演じる園田樹生は、亡くなった妻のあずさが、自分の苦手な水族館のチケットを2枚取っていたと明かす。充もまた、咲子の苦手な花火大会のチケットを2枚用意していた。互いの配偶者が相手の苦手な催しのチケットを手配していた符合に、2人は戸惑う。咲子は充が用意したチケットで樹生と花火大会へ向かい、樹生が伝えようとした言葉が花火の音にかき消される場面が、この回の山場となった。

TVerの無料配信も好調で、第3話までで3週連続、金曜ドラマの歴代最高記録を塗り替えている。

REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら