29日、黒竜江省東寧市で開かれた「世界トラの日」広報イベントの会場。(東寧=新華社記者/王松)

 【新華社東寧7月30日】中国黒竜江省東寧市で29日に開かれた第16回「世界トラの日」広報イベントで、中国の野生アムールトラとアムールヒョウの個体数が近年、持続的な回復傾向を示していることが明らかになった。国家林業・草原局によると、同省と吉林省にまたがる東北虎豹国家公園に生息する野生のアムールトラは少なくとも72頭、アムールヒョウは115頭で、幼獣の生存率は30%から50%近くまで上昇した。

 園内には国内で最大規模かつ繁殖を行っている家族群を擁する唯一の野生アムールトラ、アムールヒョウの個体群が生息している。

29日、黒竜江省東寧市で開かれた「世界トラの日」広報イベントの様子。(東寧=新華社記者/王松)

 今年は公園設立から5周年に当たる。公園管理局の段兆剛(だん・ちょうごう)局長は、地上監視と衛星リモートセンシング、ドローンによる巡回を組み合わせたモニタリングシステムを構築、科学的知見に基づき赤外線カメラの配置を適正化し、累計でアムールトラを3万回余り、アムールヒョウを4万回余り観察、野生動物30種余りを昼夜問わず識別できるようになったと紹介した。

 東北虎豹国家公園は生息地の分断と断片的な保護管理という問題を解決し、山岳・河川・森林・農地・湖沼などの一体的な保全を推進することで野生動物の個体数回復につながる健全で連続した生息地を確保してきた。モニタリングシステムは2025年に野生のアムールトラ6頭を同時に捉えた貴重な映像を記録した。(記者/劉赫垚、王松)

29日、東北虎豹国家公園にある東寧科学普及宣伝教育センターの一角。(東寧=新華社記者/劉赫垚)