KNB北日本放送

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県内ではきょう未明から朝にかけて局地的に雨が強まり、大雨と土砂災害で一時レベル4の危険警報が黒部市、入善町、朝日町に発表されました。また黒部市と朝日町では1時間の降水量が観測史上最大となりました。

こちらはきょう午前4時半ごろの黒部市堀切の高橋川の様子です。当時およそ75センチだった水位は、およそ20分で避難判断水位の1.2メートルを超えました。おととい夕方以降局地的に雨脚が強まった県内。南砺市上原ではきのう、のり面が崩れて2車線ある市道をふさぎ通行止めとなりました。市はきょう中の片側交互通行での再開を目指し、土砂の撤去作業を進めました。

きょう未明から明け方にかけては、県東部を中心に特に雨が強まりました。午前2時半ごろには、入善町で1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとして、気象庁は「記録的短時間大雨」の気象防災速報を発表しました。また午前1時過ぎから午前7時ごろにかけてレベル4の「土砂災害危険警報」と「大雨危険警報」が、黒部市、入善町、朝日町に発表されました。県内でレベル4の危険警報が発表されたのは、今年5月に新たな防災気象情報の運用が始まって以来初めてです。また1時間降水量は、黒部市で80.5ミリ、朝日町で60ミリを観測し、いずれも観測史上最大となりました。

この雨の影響で、黒部市宇奈月町下立ではのり面が崩れて、市道が一時通行止めとなり、午前中に土砂の撤去作業が行われました。

土砂を撤去した建設会社
「昔も同じようなところが崩れたと聞いた」
「県道に比べたら少ないが、割と朝晩は通る道」

このほか入善町では、2棟で床下浸水の被害が確認されたということです。

交通機関にも影響が出ました。JR西日本はきのう全線で運転を見合わせた城端線について、きょうも砺波駅と城端駅の間で始発から22本を運休していましたが、午後1時半ごろ運転を再開しました。

あす予想される1時間降水量は多いところで県東部・西部ともに40ミリです。またあす午後6時までに予想される24時間降水量は、多いところで県東部・西部ともに80ミリとなっています。

武道キャスター
スタジオには気象予報士の平島さんです。お伝えしましたように、おととい土曜日からきょうにかけて、県内では局地的な大雨となりましたね。

平島気象予報士
原因は、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み続けたためです。特にきょう未明から明け方にかけて発達した雨雲が流れ込み、県東部を中心に大雨となりました。黒部市、入善町、朝日町には一時、「レベル4土砂災害危険警報」と「レベル4大雨危険警報」が発表されました。さらに気象庁は、入善町で午前2時半までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとして「記録的短時間大雨」の気象防災速報を発表しました。黒部市では1時間に80.5ミリ、朝日町でも60ミリを観測し、いずれも観測史上最大となりました。

武道キャスター
今回発表された「レベル4危険警報」ですが、今年5月に新しい防災気象情報の運用が始まって以来、県内では初めての発表となりましたね。

平島気象予報士
それだけ今回の雨が非常に危険な状況だったということです。こちらが新しい防災気象情報です。大きな特徴は「警戒レベル」と「警報などの名称」を組み合わせて発表することです。今回発表された「レベル4危険警報」は「危険な場所にいる人は全員避難」を意味します。

武道キャスター
今回は未明から明け方にかけての大雨でしたが「寝ていて危険警報に気づかない」ということもありますよね

平島気象予報士
そこが一番心配なところです。
夜間に大雨が予想される場合は「寝る前までの備え」がとても重要です。

・まずスマートフォンの緊急速報メールや防災アプリの通知音が鳴るように設定し、枕元に置いて休むようにしてください。
・また停電に備えて、懐中電灯やすぐに履ける靴も枕元に準備しておくと安心です。

そして夜間に暗い中を外へ避難するのはかえって危険な場合があります。

水害であれば自宅の2階以上へ避難する「垂直避難」。土砂災害の危険がある場所ではその場から離れることが基本です。ただ避難が難しい場合は、山や崖から離れた部屋へ移動するなど、まずは室内で安全を確保してください。命を守るためにその場でできる最も安全な行動を選ぶことが大切です。

武道キャスター
大雨のピークは越えつつありますが、まだ安心はできませんね。

平島気象予報士
富山地方気象台によりますと、県内ではあさって水曜日にかけて大雨となるおそれがあり、再び土砂災害や大雨に関する警報が発表される可能性が中程度あるとして警戒を呼びかけています。これまでの記録的な雨で地盤は広い範囲で緩んでいるとみられます。今後それほど強くない雨でも、新たな土砂災害や河川の増水・氾濫につながるおそれがあります。引き続き最新の気象情報や自治体からの避難情報を確認し、危険な場所には近づかないようにしてください。

武道キャスター
ここまで気象予報士の平島さんでした。