「点滴ルートに異常な変色」柏たなか病院が会見 “点滴に排泄物”の古川容疑者は病室立ち寄り「被害者の容態が心配だから」その後に患者は「苦しい」

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千葉県柏市の病院で患者の点滴に排泄物を混入させ殺害した疑いで元看護師の古川美由紀容疑者(51)が逮捕された事件で、古川容疑者が働いていた「柏たなか病院」が17日午後、会見を行った。

会見では長谷川奉延院長らが、不祥事により被害者が死亡したことを謝罪した上で、事件の概要について説明した。

説明によると、古川美由紀容疑者は被害者が入院していた病棟で看護業務に従事。
1月29日午後5時から30日午前9時まで、病棟(32病床)で准看護師と2人で夜勤に当たっていた。
この際、古川容疑者と准看護師が入院患者を半分ずつ受け持ち、古川容疑者がリーダーを務めていたという。

一方、被害者は1月25日から発熱と血尿があり、尿路感染症が疑われたため、抗菌剤による治療を受けていて、29日は午後10時過ぎに抗菌剤が投与されていた。

翌30日未明、看護師は、古川容疑者が自分の担当ではない病室に複数回出入りしているのを目撃。
この際、古川容疑者から「被害者の容態が心配だから立ち寄った」と説明されたという。

そして午前4時過ぎ、准看護師が被害者の病室を回った際、被害者から「苦しい」と訴えがあり、古川容疑者と看護師長、救急外来のスタッフを集めて助けを求めた。

病室に駆けつけた看護師長は、被害者の下腿(膝下から足首までの部分)に挿入された点滴ルートの側管から血管への先端付近まで、本来透明であるはずのルートに「異常な変色」があることを発見。
写真撮影した上でルートを抜き、新たな点滴ルートを挿入したという。
ルート挿入の際、“変色したルート”は滅菌カップに入れて足元に置いていた。

その後、看護師長は滅菌カップがなくなっていることに気づき、古川容疑者に尋ねたところ、「スタッフステーションに移動させた」と説明。

看護師長がスタッフステーションで滅菌カップを確認すると、中には写真撮影した物とは違うものが入っていた。

被害者は投薬により苦しさが収まったものの、夕方、容態が悪化。集中治療管理を行ったものの、翌31日午後10時半に死亡を確認した。

病院側は事件性が否定できないとして、「異常死」と判断し、警察に届けたという。